アヘッド・バイオコンピューティングと東芝デジタルソリューションズは、量子技術を活用したIT創薬事業において協業を開始すると発表した。両社は戦略提携契約を締結し、創薬エコシステムの発展および新薬開発への貢献を目指すという。

アヘッド・バイオコンピューティングと東芝デジタルソリューションズ、量子技術を活用したIT創薬事業で協業開始

同提携では、アヘッド・バイオコンピューティングのバイオインフォマティクスやIT創薬分野における専門技術に、東芝デジタルソリューションズが持つ量子インスパイアード最適化ソリューション「SQBM+」を組み合わせ、薬剤候補探索の高度化と創薬プロセスの効率化を図るとしている。

両社は2021年のオープンイノベーションプログラム「Toshiba OPEN INNOVATION PROGRAM」をきっかけに共同研究を進めており、今回の戦略提携により協業を本格化する。

また、両社は「SQBM+」の活用促進や人材発掘・採用の連携を通じて、量子技術に精通したIT創薬人材の育成・拡充にも取り組むとのことだ。これにより、量子技術の応用が期待される創薬分野の持続的な発展に寄与することを目指す。