ミズカラは、25歳~59歳の働く男女500名を対象に「仕事・人生の目標設定と幸福度の相関」に関する意識・実態調査を実施し、結果を公表した。

■社会人の「4割」は目標設定せず漠然と働いている

働く社会人500人(パート・アルバイトを除く)に期初の目標設定の実態について聞いてみたところ、目標設定しているのは全体の6割で、残りの4割は目標なしに仕事をしていることが判明。

この結果に同社は、日本人の労働生産性の低さが課題になっているが、目標もなしに漠然と勤務していれば生産性が上がらないのも当然なのかもしれないと考察している。

目標設定のレベル・質も人によって大きくバラつきがあり、達成困難な高い目標設定を自発的に行う人が10.6%いる反面、残りは「普通にやっていれば達成可能」な安全ラインを設定する人(20.4%)や会社から降りてくる数値を右から左で目標値として設定する人(12.8%)など受動的な姿勢が目立つ。

期初に会社の目標設定をしたか

■仕事で自発的に高い目標設定をする人ほど、人生の目標設定もクリア

次に、仕事における目標設定レベルと人生設計との相関についても調査したところ、仕事で自発的に高度な目標設定をする人ほど、主体的に自らの人生に対しても明確な目標設定をしており、常に見直しを重ねていることがうかがえた。

逆に会社の目標設定をしていない人はほとんど(83.7%)人生の目標設定もしていない結果に。

人生の目標設定をしているか

■幸福度を上げる鍵は「人生の目標設定」にあり

同社は、人生の目標設定をした人は実際に充実した人生に切り替わるのか?ということについても調査を実施した結果、人生の目標設定をしている人は明確に幸福度も高いことがわかった。

人生の目標設定をしている人の6割は幸福度も高く、特に満点の「10点」と回答した人が13.2%も存在。

幸福度調査

同社は、人生の目標設定をすることは「何をもって幸せとするか」の尺度を自分の中に設定することでもあるとし、幸せとは主観的なもののため、同じ事象に出くわしても、そこに幸せを見出せるかどうかで日々の満たされ感は大きく変わってくると考察している。

<参考>
ミズカラ『「仕事・人生の目標設定と幸福度の相関」の調査