水処理メーカーの日本原料は、新潟県妙高市の災害復旧支援を可搬型浄水装置で行ったと発表した。

日本原料、新潟県妙高市の断水危機を浄水装置で支援

同支援は、同県上越市の渇水の影響で、妙高市も断水の危機にあったため実施されたもの。

上越市では、7月の梅雨明け後からまとまった雨が降らず、水源となる正善寺ダムで渇水が発生。上越市から送水を受けていた妙高市にも影響が及び、新井地区の9,000世帯に節水への協力が呼びかけられていたという。

同社は、妙高市から要請を受け、消雪時に使用する井戸を緊急の水源とした仮設浄水場として、1基の可搬型浄水装置「モバイルシフォンタンク(MST-2300)」を設置し、日量1,000立方メートルの水道水を供給。

また、技術部隊も現地入りして協力業者を含めた現場調査を実施。問題となっていたマンガンの処理方法を選定し、同装置の搬入を完了させ濁度0.01度を実現、通水を開始したとのことだ。