LINEヤフーは、2025年7月に10代~20代を対象に実施した「闇バイト」に関するアンケート調査を実施し、結果を公表した。
■アンケート結果概要
「闇バイト」とは、SNSやインターネット掲示板などで仕事の内容を明らかにせずに、短時間で著しく高額な報酬の支払いを受け取れるなどと甘い言葉で誘い、特殊詐欺の受け子や出し子、強盗の実行犯など、犯罪組織の使い捨てとなる実行者を「アルバイト」と称して募集しているものを指す。
アンケート結果では、「闇バイト」という言葉を知っている人は97%と、多くの人に浸透していることが判明。また、「闇バイト」と思われる情報を見かけたことがある人は42%にのぼり、「闇バイト」情報の広がりを示す結果となった。
「闇バイト」と思われる情報を見かけた場所は、「SNSの投稿」が最も多く、次いでSNSのDM(ダイレクトメール)、「知人・友人からの誘い」。また、「高収入が得られるなら、求人情報に不審な点があっても応募するかもしれない」と考える人は6%という結果に。
なお、「闇バイト」に巻き込まれるとどんなリスクがあるのか理解していると回答した人は、「理解している」「大体理解している」を合計して約91%となった。

調査の結果を受け同社は、「闇バイト」に関わらないためには、ユーザー自身が甘い話にだまされない知識や判断力を身につけること、また万が一関わってしまいそうになったら、いち早く身近な人や警察に相談することが重要だとしている。
【調査概要】
実施日:2025年7月24日~7月25日
調査対象:Yahoo!クラウドソーシングユーザー(10代~20代)に対するインターネット調査
有効回答:1,000人
<参考>
LINEヤフー『「闇バイト」に関するアンケート調査』