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リモラボは、同社が運営する「リモラボ」メンバーの女性約1,000人を対象に、リモートワーカーの夏の節約に関する意識調査を実施し、結果を公表した。

■夏の電気代への“危機感”が顕在化。リモートワーカーの約8割が「夏の光熱費が気になる」と回答
実際にリモートワークに取り組む人やリモートワーカーを目指して学習を進めている女性たちのあいだで、81.3%が「夏の光熱費が気になる」と回答し、そのうち46.8%は「かなり気になる」と回答する結果に。

また、「この夏もっとも節約したい支出」として最も多く挙がったのは「電気代」(46.8%)で、2位の「食費」(18.6%)や3位の「サブスクなどの固定費」(11.0%)を大きく上回る結果となっている。

■電力使用増加を感じながらも、6割が節約対策をしていない“行動ギャップ”が浮き彫りに
リモートワークを始めてから自宅の電気使用量がどのように変わったか尋ねると、約半数(50.8%)が、「増えた」と感じていることが判明。

具体的に使用頻度が増えた電気製品としては、冷暖房器具(73.0%)やパソコン・モニター(60.6%)が約7割の方から挙げられている。リモートワーカーにとって、快適な作業環境の維持と業務遂行に不可欠なこれら機器が、電力消費増加の主要因に。

しかし、このように電力消費が増加している一方で、この増えた電力消費に対して「節約対策をしている」と回答したのはわずか31.8%にとどまり、約6割(61.0%)が無対策であることも判明。
夏の光熱費を気にしているにもかかわらず、具体的な対策に踏み切れていないリモートワーカーの“行動ギャップ”が浮き彫りになっている。

■節約しても電気代が高いと感じる人は約7割。過度な節約による体調不良の後悔も
節約対策を実施しているリモートワーカーでも、73.9%が「電気代が高いと感じたことがある」と回答。節約への努力が必ずしも電気代の満足な低下に繋がっていない実情が明らかになった。
さらに、節約しすぎたことで後悔した経験がある人も一定数(12.8%)存在。

具体的なエピソードからは、「熱中症や頭痛といった体調不良につながった」「集中力の低下や作業効率の悪化を招いた」「目の疲れを感じた」など、健康面や業務遂行に悪影響が出たという声が多数寄せられ、(資料1)中にはパソコンの故障や無駄な出費につながったというケースも見られたという。

リモートワーカーの63.3%が「快適さと節約を両立できるよう調整している」と答えていることからも、彼らが光熱費を単なる支出ではなく、自身の健康と生産性を維持するための「戦略的な投資」と捉え、賢くバランスを取ろうとしている現状が伺える結果となっている。

■リモートワーカーが実践する主な節約術とは?
リモートワーカーが実践する主な節約術は、1位が「エアコン・扇風機の使用時間や設定温度調整(57.7%)」、2位が「扇風機・サーキュレーターの併用(47.1%)」という結果に。
特に自宅で長時間を過ごすリモートワーカーにとって、室温管理は節電対策の基本であり、まず最初に取り組む対象となっていることがうかがえる。
また、その他の回答には「電力会社やプランを変更したことで、多い月は5,000円以上の節約になった」といった、契約内容の見直しによる効果を実感する声も寄せられたという。

さらに、今年の夏に向けて取り組みたい節約術では、「クールネックリングなどひんやりグッズの活用」「朝型に切り替えて夜の電気使用量を減らす」「古い家電を省エネ家電に買い替える」など、多様な工夫が挙げられた。それぞれのライフスタイルに応じた実践的な節約意識がうか。

【調査概要】
調査対象:リモラボメンバー・リモートワーク実践スクール「リモラボ」を受講しており、在宅ワークを実践している人
調査実施期間:2025年6月20日~6月25日
調査機関:リモラボメンバー
対象:同社調査
調査・集計方法:インターネット
有効回答数:リモラボメンバー対象:915名
<参考>
株式会社リモラボ調べ『リモートワーカーの夏の節約に関する意識調査』