野村不動産と竹中工務店が共同で推進する「(仮称)福岡天神センタービル建替計画」が、敷地内の緑化施策により、福岡市から「グリーンボーナス」制度(※1)の第一号認定を受けたと発表した。

建設工事は2025年12月に着工予定で、すでに2023年9月から解体工事が進められているという。
「グリーンボーナス」は、福岡市が民有地における緑化を促進する目的で設けた制度で、一定の緑化基準を満たす建築計画に対し、容積率緩和などのインセンティブが付与される仕組み。今回の認定はその第一号事例となるという。
同計画では、広場空間や壁面・テラスに豊富な緑化を施すことで、都市部に自然を取り込んだ空間を創出するとしている。加えて、福岡市が推進する「都心の森1万本プロジェクト」や「Fukuoka Art Next」にも連携し、都市の環境向上や文化発信にも貢献するとのことだ。
緑化のほかにも、ゆとりある歩行者空間の確保や地上・地下広場、南北通路の整備、パブリックアートの設置、災害時の帰宅困難者受け入れ対応など、公共性と地域貢献性を兼ね備えた都市再開発計画だという。

■計画概要
以下の通り。
