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AlbaLinkは、一人っ子423人を対象に「一人っ子が抱える実家の悩みに関する意識調査」を実施し、結果を公表した。
■一人っ子が抱える実家に関する悩み1位は「実家をどう扱うべきかわからない」
一人っ子が抱える実家に関する悩みの第1位は「実家をどう扱うべきかわからない(23.9%)」という結果に。また、2位「相続が大変そう(19.1%)」と答えた人も20%近くと、多くなっている。
実家の取り扱いや維持管理については、兄弟姉妹がいても悩むものだが、一人っ子の場合は判断の難しい問題や事務的な負担を一人で抱えることになるため、悩みが大きくなると同社は推測。

■一人っ子が実家に関して感じたプレッシャーは「実家のことを任される」
「実家のことで実際にどのようなプレッシャーを感じたことがあるか」を聞いたところ、最も多かった回答は「実家のことを任される(14.9%)」。一人っ子であることで、強制的に親から頼られる立場になってしまい、責任から逃れにくくなっていることで、プレッシャーを感じている人が多いとわかる。
また、2位には「ライフプランが制限される(12.5%)」、3位には「相談相手がいない(10.9%)」がランクインしており、親に何か言われたわけではなくても、ふとしたときに「自分が全部やらなきゃ」というプレッシャーを感じてしまう人もみられた。

■実家の悩みに関して一人っ子が行っている対策は「実家について親と話す」
実家の悩みに関して一人っ子の人が現在行っている対策として、最も多かったのは「実家について親と話す(27.9%)」。
以下、2位「帰省する(13.0%)」、3位「こまめに連絡する(6.9%)」、4位「必要な情報を集める(5.7%)」、5位「実家の荷物を片付ける(3.8%)」と続く。
対応としては大きくわけて「親とのコミュニケーション」と「具体的な準備・行動を始める」が見られた。

実家について親と話したり、連絡・帰省によって親とのコミュニケーションをとったりすることで、情報や考えを共有でできて、不安軽減の効果が期待できる一方で、「情報を集める」「荷物を片付ける」など、相続や実家じまいに向けた準備を始めている人も。
実際に行動することで「できていること」「今後取り組むべき課題」が明確になり、不安も感じにくくなると同社は考察している。
【調査概要】
調査対象:一人っ子の人
調査期間:2025年6月26日~7月11日
調査機関:自社調査
調査方法:インターネットによる任意回答
有効回答数:423人(女性289人/男性134人)
回答者の年代:20代28.6%/30代35.8%/40代21.7%/50代以上13.9%
<参考>
AlbaLink『一人っ子が抱える実家の悩みに関する意識調査』