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Hajimariは、20〜50代女性320名へ「お金に関する不安や対策」に関する調査を実施し、結果を公表した。

■昨年より「収入が減った」が「増えた」を上回る
2024年度の年収について、前年と比べてどう変化があったかを尋ねたところ(n=320)、「減った」と回答した女性が83人(25.9%)と、「増えた」62人(19.4%)を上回る結果に。
なお、「変わらない」と答えた人は175人(54.7%)となっている。

■生活実感、昨年より「苦しくなった」が4割超
現在の生活実感について尋ねたところ(n=320)、「生活がかなり苦しくなった」45人(14.0%)、「生活が若干苦しくなった」93人(28.9%)と、40%以上の女性が「昨年より生活が苦しくなった」と感じていることが判明。
一方で、「生活に多少余裕ができた」21人(6.5%)、「生活に大きな余裕ができた」17人(5.3%)と答えた人は、全体の10%程度にとどまり、多くの人の生活実感が昨年より悪化していることがわかる。

■物価高・老後資金・税負担ー尽きないお金の不安
続いて、金銭面での不安(n=830)について調査を行ったところ、最も多かった回答は「物価上昇の影響を感じる」(15.9%)という結果に。
また、物価上昇に加え、税金や社会保険料の負担についても不安を感じている人が多く見受けられた。

■手取りUP対策「何もしていない」が最多に
手取りを増やすために行っている取り組み(n=238)について尋ねたところ、最も多かったのは「何も行っていない」(29.41%)という回答。
先程の質問では「物価上昇の影響を不安に感じる」人が最多と、生活への不安を感じている人が多いにもかかわらず、具体的な行動を取っていない人が一定数存在する実態が明らかになった。
取り組み別では、「投資(株式・不動産・NISAなど)」が18.49%、「節税対策」が15.97%と、比較的始めやすい対策が一定の浸透を見せていますが、「副業」(9.66%)、「転職で年収UP」(4.20%)といった収入増加を目的とした積極的な行動は少数にとどまっている。

■収入重視派がやりがい重視派を上回る
仕事における「収入」と「やりがい」の優先度(n=320)について尋ねたところ、最多となったのは「とにかく収入アップを重視したい」という回答。次に多いのは、「やりがいと高収入の両方を妥協したくない」(22.5%)という「バランス志向層」の人。
多くの女性が、収入とやりがいの両立を理想としながらも、現実的にはやや収入を優先する傾向が見て取れる結果に。
「とにかく収入アップ重視」(24.7%)が「やりがいがあれば収入にはそこまでこだわらない」(15.6%)を大きく上回っている点からも、安定した収入を得ることへのニーズが強く、やりがい“だけ”では不安、という現実感がうかがえると同社は考察している。

【調査概要】
調査概要:お金に関する実態調査
調査方法:インターネット調査(QIQUMOを利用)
調査時期:2025年3月
有効回答:20代から50代の女性320名
<参考>
Hajimar『お金に関する不安や対策』