ラクスルは、行動履歴に応じて出し分け可能な、反応がみえる「パーソナライズDM」を開始すると発表した。

ラクスル、「パーソナライズDM」提供開始

「パーソナライズDM」は、顧客データや行動履歴をもとに異なる内容を出し分けられるダイレクトメール(DM)サービス。Adobe Expressがラクスルのプラットフォームと機能連携し、より効率的かつ簡単にデザイン制作から印刷までのプロセスを完了できるようになるという。

同サービスは、通常ハガキや圧着ハガキ、ギフト付きDMなど、約30種類のフォーマットに対応しており、施策の目的やターゲットに応じた最適な形式が選択可能。

各DMに固有のQRコードを自動で付与し、受け取り手がアクセスすると担当者に即時通知が届く仕組みを完備しており、誰が・いつ・どの情報に興味を持ったかをリアルタイムで把握可能。

最適なタイミングで次のアクションにつなげることができるとしている。

「パーソナライズDM」概要

さらに、Treasure Data CDPやSales Markerなど顧客データを営業やマーケティングに活かすためのサービスと連携することで、宛名データの自動取り込みや送付後のログ取得・行動履歴の統合も可能。

DMへの反応を顧客単位で可視化し、継続的な効果検証と次の施策立案に活用できるとのことだ。

■「パーソナライズDM」概要

(1)リアルタイムで顧客の反応を可視化
・送付先ごとに個別のQRコードをDMに自動で埋め込み、誰が、いつ、どの情報に反応したかを検知
・即時に担当者へメールで通知することで、「誰に何が響いたか」を即時に可視化

(2)クリエイティブ・文面などの個別最適化
・顧客の反応に応じたクリエイティブやメッセージ文面、フォーマットなどを複数パターン設定し、出し分けが可能

(3)CRMやMAなどのツールと連携
・顧客データを管理するSFA(営業支援システム)やCRM(顧客管理ソフト)など、7つのサービスと連携予定
・各種サービス内で抽出した宛名リストに対して、ラクスル内でDM作成・送付が可能
・送付後の反応に応じて、ネクストアクション(メール送付、DM送付など)を自動化