メタリアルは、メディアに掲載されやすいプレスリリースを自動生成し、スコアリング評価も行う広報専用AIサービス「広報AI」を販売開始した。サービスは特設サイトから新規登録が可能で、7日間の無料トライアルも提供している。

「広報AI」は、プレスリリースのメディア掲載の可能性を独自ロジックでスコア化し、より高い掲載確率を狙ったリリース原稿を自動生成する点が最大の特徴だという。広報担当者の業務効率化に寄与するほか、リリースの質向上や取材獲得率の向上にもつながるとしている。
同サービスは、ブラウザベースで提供され、PC・スマートフォンから利用可能。資料のアップロードによる自動原稿生成にも対応し、広報実務に即した機能を多数備えているという。
主な特徴は以下の通り。
・スコアリング機能:話題性、消費者視点、実績、導入文、インパクト、独自性の6要素で評価。

・文章生成機能:AIエージェント同士の対話により、多角的かつ自然な表現を実現。

・補助機能:市場データ参照、ファクトチェック箇所の抽出、代替タイトル提案など。

料金プランは以下の2種を用意している。
・採点プラン:月額5,000円(税込)、月15本まで採点可能。
・採点+生成プラン:月額8,000円(税込)、月30回まで利用可能。
無料トライアル期間は7日間で、全機能の一部が試用可能。
同社が行った調査によると、広報担当者の63%が「プレスリリースが希望するメディアに掲載された確率は10%以下」と回答しており、情報がメディアに届かないという課題が顕在化している。こうした背景から、広報活動の効率化と精度向上を目的として同サービスが開発されたという。
今後は、イベント用リリースなど多様な形式への対応や、AI精度のさらなる向上を目指す方針。また、広報以外の業界にも応用可能な業種特化型AIの開発・展開も視野に入れているとしている。