Hyundai Mobility Japanは、日本国際博覧会(大阪・関西万博)の未来社会ショーケース事業「スマートモビリティ万博」に、ブロンズパートナーとして協賛すると発表した。

万博会場内にヒョンデの電動バス「ELEC CITY TOWN」3台が導入

今回の協賛では、排出ガスゼロを実現する中型電気バス「ELEC CITY TOWN」3台を提供するという。提供される3台のうち2台は、万博会場で働くスタッフの移動を支える送迎用として早朝および夜間を中心に運行される予定である。残る1台は「Green Park Bus」として休憩ラウンジ仕様に改装され、来場者が自由に立ち寄れるスペースとして設置されるとのことだ。

Green Park Busは、木目調や芝生を基調にした内装で自然の温かみを演出し、大容量バッテリーからの給電により、スマートフォンの充電機能なども備える仕様となっている。さらに、来場者が外装をステッカーで装飾できる体験型コンテンツなども用意されているという。

Green Park Bus
Green Park Bus

提供される電動バス「ELEC CITY TOWN」は、優れた静粛性と快適性を持つ次世代モビリティであり、会場内の持続可能な移動手段として活用される。日本市場に対応した車体設計と安全機能を備え、V2L(Vehicle to Load)機能により車内での新たな過ごし方を提案する。また、同車両は公益財団法人日本自動車輸送技術協会(JATA)の補助金対象車両として認定されており、導入時には1台あたり1,769万2,000円の補助金が交付される。

今回の協賛は、万博のテーマである「いのち輝く未来社会のデザイン」に即した取り組みであり、ヒョンデはクリーンエネルギーを活用した移動体験を通じて、日本における持続可能な輸送社会の実現に寄与するとしている。

■休憩用ラウンジバス「Green Park Bus(グリーンパークバス)」概要

設置期間:
2025年4月13日~10月13日 運営/常時利用可能

設置場所:
大阪・関西万博会場内「セービングゾーン」付近 ※シンガポール、ブルガリア、オランダ館周辺