サーティファイは、オンラインによる就職活動についての実態調査を実施し、その結果を公表した。
■約半数がオンラインの就職試験で何らかのカンニングを実行
同調査で、オンラインの就職試験で実行したカンニングについて聞くと、45.5%「何らかのカンニング」を実行したと回答。特に生成AIを利用した不正行為が従来の「替え玉受験」を上回っており、生成AIの普及により不正行為がより手軽になった可能性が示されたとしている。
オンラインの試験で「何らかのカンニング」をした学生を経年ごとにみると、2025年卒業予定者の「何らかのカンニングをした」比率は39.4%だが、2026年卒業予定者では半数近い48.7%まで上昇していることが明らかになった。
■6割以上がカンニングをした企業から内定を得たと回答
カンニングを実行した269人に、カンニングを行った企業から内定を得たことがあるか聞くと、62.5%が「内定を得たことがある」と回答。オンライン就職活動者全体の591名で見ると、28.4%がカンニングで内定を獲得しており、企業が不正を見抜けていない現状が明らかになった。
カンニングを行った企業から内定を得た比率を経年ごとに見てみると、2024年卒のカンニング実行者については80.2%が内定を獲得しており、2024年卒全体179名のうち43%がカンニングで内定を獲得している結果に。
【調査概要】
調査対象:オンライン就職活動経験者(2024年卒業〜2026年卒業予定)
有効回答:591名(2024年卒179名/2025年卒予定297名/2026名卒予定115名)
調査期間:10月16日〜18日
調査方法:インターネットリサーチ
<参考>
サーティファイ「就活のWebテスト、45%が不正実行――生成AI悪用も横行」