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女性向けキャリアスクール「SHElikes(シーライクス)」を運営するSHEは、SHElikes受講生を対象に、女性の「この夏の理想の過ごし方」に関する意識調査を実施し、その結果を公表した。
■円安・物価高への意識
物価高や円安を意識する度合いを聞いたところ、「非常に意識する」が44%、「意識する」が29%と、7割以上の人が円安・物価高を意識していると回答。
「定額減税」の開始など国からの支援策が実施されているものの、歴史的な円安による物価高騰は夏以降も続き、今年の夏のボーナスの使途や夏の行楽へかける金額など、引き続き家計へ大きく影響することが考えられる。
■今年の夏の過ごし方
今年の夏も物価高・円安の影響が続くと予想されるが、今年の夏の過ごし方の意識について聞いたところ、「夏の時間を活用して稼いだり、スキルアップに繋げたい」という回答が79%と、約8割を占めた。
「節約して過ごしたい」という回答と比べて約4倍もの差があり、お財布を守る「節約志向」に対し、攻めの「稼ぐ・キャリアアップ志向」が大きく上回る結果に。
また、物価高・円安の影響を考え、今年の夏にお金を使わない代わりにしたいことはあるか聞いたところ、「副業をする」「スキルを身につける時間に充てる、勉強する」「投資をする」などの回答が多くあがった。
旅行控えや消費控えなどの夏の行楽の節約に関する話題も大きく報道される中、夏の余暇を通してスキルアップや副業により収入を増やすことに繋げたいという前向きな姿勢の人が多いことが分かった。
■今年の夏のお金の使い道
今年の夏に一番お金をかけたいことを聞いたところ、夏の定番“旅行”を抜いて「勉強やスキルアップ、キャリアアップの自己投資」が44%とトップに。
次いで、2位が「旅行」(31%)、3位が「健康での自己投資」(8%)、「美容での自己投資」(8%)という結果に。
また、夏を楽しむために重視すること・具体的な夏の過ごし方の意識を聞いたところ、「今までできなかったことや新しいことに挑戦したい」「自分磨きをしたい」「親しい人と少人数で集まりたい」という回答が、「大勢でワイワイしたい」「フェスやお祭りなど賑やかな場所やイベントを楽しみたい」という回答よりも多く集まった。
夏季休暇の分散取得や在宅ワーク・リモートワークなどの自由な働き方が増えている昨今、夏の楽しみ方も個人に合わせて多様化していることが伺える。
【調査概要】
調査方法:SHE会員アンケート調査
調査対象:20〜50代女性(20代 42%, 30代 47%, 40代 10%, 50代 1%)
回答者数:n=365
調査期間:2024年5月23日〜5月30日
調査内容分析:SHE
※調査結果は小数点以下第2位を四捨五入している
<参考>SHE調べ『女性の「この夏の理想の過ごし方」に関する意識調査』