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フォワード98は、20歳以上の女性を対象に、「女性の働き方や業界イメージの変化」に関する調査を実施し、その結果を公表した。
■約7割の女性が働きやすい社会になってきていると感じている
職場環境について、以前よりも女性が全体的に働きやすい社会になってきていると思うか聞いたところ、「とてもそう思う」が13.4%、「ややそう思う」が51.9%、「あまりそうは思わない」が24.2%、「まったくそうは思わない」が10.5%という結果に。
「とてもそう思う」「ややそう思う」を合わせると約7割の女性が働きやすい社会になってきていると感じていることが分かった。
また、その理由については、「産休や育休制度などが充実してきている」という回答が61.2%で最多となり、次いで「職場内や社会的な女性活躍に対する理解が深まっている」「女性の管理職抜擢が増えてきている」が続いた。
産休や育休についての理解、職場や社会からの理解、女性管理職の増加は女性が活躍する社会に欠かせない要素であることが伺える。
次に、「あまりそうは思わない」「まったくそうは思わない」と回答した女性に、どのようなところに働きにくさを感じることがあるか聞いたところ、「給与が低い」と回答した女性が46.0%と最も多く、次いで「昇進、昇格しにくい」「女性の上司や役員が少ない」が続いた。
給与アップや昇進が望めない、そして女性の上司や役員が少ない企業も未だに存在することが示唆される結果に。また、未だに産休育休が取得しにくいことや現場に女性が少ないといった様子も伺える。
■産後の職場復帰について
現在の職場には産後職場復帰している人がいるか聞いたところ、約7割の女性が「いる」と回答。
また、現在の職場では、産後職場復帰した場合の雇用条件は産前と同様であるか聞いたところ、約7割の女性が「復帰前と同じである」と回答した。
さらに、「もし自身が産後職場復帰するとなった場合、現在の職場の雇用条件で復帰したいと思うか」という質問には、約7割の女性が「復帰したいと思う」と回答。
■男性のイメージが濃かった職業に就く女性も増加傾向
性別によって特定の業種や職業が選びにくいといった課題について、今もまだ感じる点はあるか聞いたところ、「特定の職種ではまだ女性が多い(少ない)」という回答が31.5%と最も多く、次いで「特に感じる点はない」「選考などで性別差を感じる」が続いた。
次に、以前と比べて女性が活躍していると思う業界を聞いたところ、「タクシー業界」と回答した人が34.3%と最も多く、次いで「IT業界(プログラマや情報システムなど)」「国家公務員(警察や自衛隊など)」が続く結果に。
タクシー業界、IT業界、国家公務員など男性のイメージが濃かった職業に就く女性も増加傾向にあることが分かった。
【調査概要】
調査期間:2024年4月9日~2024年4月10日
調査方法:リンクアンドパートナーズが提供する調査PR「PRIZMA」によるインターネット調査
調査人数:1,003人
調査対象:調査回答時に20歳以上の女性※パートアルバイト、学生、無職、専業主婦を除くであると回答したモニター
調査元:フォワード98
モニター提供元:ゼネラルリサーチ
<参考>フォワード98『「女性の働き方や業界イメージの変化」に関する調査』