ジャパンネット銀行は、ミレニアル世代およびその親世代を対象とした、「住まいと暮らし」に関する意識・実態調査を実施、その結果を発表した。

以下、本調査の概要となる。

  • 調査期間

    2019年1月24日~1月28日
  • 調査方法

    インターネット調査

  • 調査対象

    ミレニアル世代…18~25歳 有職者男女300名(性別均等割付)
    親世代…18~25歳の子どもを持つ40~59歳 有職者男女300名(性別均等割付)

また、調査内容は

  • ミレニアル世代の「住まい」に対する意識
  • ミレニアル世代の「暮らし方」に対する意識
  • ミレニアル世代の「新しい住まい方・暮らし方」に対する意識

となっている。本記事では『ミレニアル世代の「新しい住まい方・暮らし方に対する意識 』を一部抜粋して紹介する。

ミレニアル世代は住まいを「モノ・コト」で捉え「オリジナリティ」を求める

「持ち家や賃貸などにとらわれない、新しい暮らし方に興味はありますか?」という質問に、ミレニアル世代の約6割(57%)が「ある」と回答。親世代で同じ回答をした割合は37%という結果になった。

この調査結果を元に各世代それぞれに、いま注目を集めつつある「新しい住まい方・暮らし方」についての興味・関心を調査したところ、下記のような結果が得られた。

<自分の同世代に興味を持たれそうだと思う住まい方・暮らし方>

  • 「アドレスホッピング」

    (固定の家に住まうことなく様々な場所に住む暮らし方)
    ミレニアル世代…31% > 親世代…10%
  • 「サードプレイス」

    (自宅や職場ではない、心地のよい第3の居場所を持つこと ※カフェ・居酒屋・公園など)
    ミレニアル世代…29% > 親世代…10%
  • 「ソーシャルアパートメント」

    (キッチンやリビングなどを共用部分として利用し、各個室をそれぞれのプライベート空間として利用する住まい)
    ミレニアル世代…29% > 親世代…9%
  • 「デュアルライフ」

    (2つの地域に拠点をもった生活 ※都市と田舎、国内と海外など)
    ミレニアル世代…22% > 親世代…13%
  • 「コーポラティブハウス」

    (住宅を取得したい人が集まって組合を結成する仕組みにより、集合住宅でありながら自由設計が可能なマンション)
    ミレニアル世代…20% > 親世代…8%

いずれの項目においても、ミレニアル世代が親世代の回答を上回っており、若い世代は「住まい」や「暮らし」をより柔軟に捉えている様子が伺える。特に「アドレスホッピング」については、約3人に1人(31%)が「同世代に興味を持たれそう」と答えており、住まいを「モノ」ではなく「コト」として捉え「オリジナリティ」を求めるミレニアル世代らしい価値観が浮き彫りとなった。

また、ミレニアル世代に「住まい・暮らしに対する価値観」を聞いた質問では、以下のような結果となった。

  • 数年後に自分がどこに住んでいるかはわからない:72%
  • 土地や家の価値よりも、その土地や家で何ができるのかのほうが重要だと思う:71%
  • 自分らしくカスタマイズした家に住みたいという気持ちが強い:65%
  • 「終の住み家」(最期を迎える時まで生活する住まい)は必ずしも必要がない:45%
  • 気が合う人であれば、家族以外の人と一緒に共同生活をすることにも抵抗はない:38%
  • 同じ場所に住み続けることは、安定ではなく窮屈だと感じる:37%

<参照元>
ミレニアル世代と親世代、「住まいと暮らし」の価値観を調査 住まいを「モノ」ではなく「コト」として楽しむ若者たち 「アドレスホッピング」「デュアルライフ」など新しい暮らし方への関心も
ジャパンネット銀行