NEXCO東日本/NEXCO中日本/NEXCO西日本/JB本四高速/(公財)日本道路交通情報センターは、年末年始期間[令和4年12月28日~令和5年1月4日の8日間]の高速道路での交通集中による渋滞予測を取りまとめたと発表した。

1.渋滞予測と利用日・時間帯変更による分散利用のお願い

渋滞予測の内容を確認のうえ、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点からも、利用の日や時間帯を変更するなど、渋滞を避けた利用を呼びかけている。

下り線では12月29日~30日および1月2日、上り線では1月2日~3日に渋滞が多発するという。

10km以上の渋滞回数
上下線の合計 169回(12/28~1/4)

各社の特に長い渋滞発生予測
PA:パーキングエリア、IC:インターチェンジ、SIC:スマートインターチェンジ、BS:バスストップ

道路交通情報および渋滞予測情報の提供

  • 道路交通状況は事故や気象などの影響で刻々と変化するため、出発前や旅行中も最新の道路交通情報を確認してほしいとしている。
  • 渋滞予測情報は、渋滞の発生箇所、時間帯毎の渋滞長、渋滞ピーク時の時刻などが分かるため、旅行日・時間の計画等に役立てほしいとのことだ。
  • 道路交通情報および渋滞予測情報は、以下のサイトから利用できる。

2.休憩施設等での混雑対策の予定

渋滞予測や過去の交通混雑期(GW、お盆、年末年始等)の状況を踏まえて、特に激しい混雑を予測している期間に、休憩施設等で駐車場整理員の配置、臨時トイレの設置、大型車駐車ますの確保などの混雑対策を実施する予定。

なお、休憩施設における新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、利用の日や時間帯を変更するなど、分散利用に協力を呼びかけている。

3.渋滞緩和に向けた呼びかけ

運転者のちょっとした心掛けが渋滞の緩和に繋がるとし、協力を呼びかけている。

(1)上り坂での速度低下に注意
上り坂など速度低下を注意喚起している場所では、速度低下に注意
(2)車間距離をつめ過ぎない
走行中は余計なブレーキを踏まないように十分な車間距離を確保
(3)車線変更は控える
渋滞中における必要以上の車線変更は、渋滞の更なる悪化を招く

4.安全運転の呼びかけ

交通混雑期には事故が多発するという。高速道路を利用される際は「全席シートベルトの着用」や「こまめな・早めの休憩」などを心掛けるよう呼びかけ。また、高速道路上では渋滞末尾への追突注意喚起を案内。前方に注意し、走行してほしいとのことだ。

5.冬の高速道路は雪用心

冬の高速道路では、突然の大雪に見舞われることがある。気象等の情報を十分確認するとともに、いざという時のために、タイヤチェーンを携行し、冬用タイヤ(スタッドレスタイヤなど)での走行を呼びかけている。

冬の雪道は、乾燥路に比べて滑りやすくなっている。このような路面では『急』の付く運転(急ハンドル、急加速、急ブレーキ)は危険。速度を控えめに、十分な車間距離をとって安全運転を心掛けてほしいとしている。