CASETiFY(ケースティファイ)は、世界で19店舗目となるCASETiFY STUDiOをアメリカ カリフォルニア州サンタクララに出店したことを発表した。

CASETiFYは今後、アメリカでの新店舗20店を含む100店舗をグローバルで構え、オムニチャネルのアプローチによって30億ドルの売上を誇る企業を目指すとのことだ。

CASETiFY

2011年に設立されたCASETiFYは、Eコマースを通じて成長を続け2020年には売上高が1億2500万ドルを超え、過去5年間の年平均成長率(CAGR)は+70%を達成。

その中でもアメリカが最もシェアの高い市場であり、スマホケースやテックアクセサリーを魅力的なファッションアクセサリーへと昇華させ、強固な製品の差別化を図ってきたという。

CASETiFYはZ世代に高い認知度を誇り、ソーシャルメディアを通じてZ世代の5人に1人にリーチ、さらにGoogleトレンドによると世界で最も検索されているテックアクセサリーブランドでもある。

2025年には30億ドル規模(世界のテックアクセサリー市場の15%に相当)の企業を目標に推進するとし、新たな事業戦略として、実店舗展開によって企業の成長を見込み、消費者だけでなくローカルならではの幅広いクリエイティブコミュニティとのタッチポイントを創出しながら、市場への認知度を高めていくとのことだ。

また、地球環境にやさしい製品開発を進めるCASETiFYは、米国ビジネス誌『Fast Company』の「2022 World Changing Idea(世界を変えるアイデア賞)」にノミネートされたプログラム「Re/CASETiFY」を実施。

各CASETiFY STUDiOに「RECASETiFY」ボックスを設置し不要になったスマホケースを回収、アップサイクルして新たな製品に生まれ変わらせることで、28,000kgの廃棄プラスチックを削減、さらに二酸化炭素排出量を最大20%削減することに成功したという。

環境団体EARTHDAY.ORGと協力し、16万5千本以上の植樹を達成するなどサステナブルな取り組みにも力を入れているとのことだ。

なお、香港本社を基点にロサンゼルス、東京、上海、ソウルにオフィスを構え、20カ国以上から集まった1,000人近い従業員が日々企業とともに成長しているとし、D2Cのビジネスモデルだけでなく、2020年の香港出店を皮切りに実店舗展開でも大きな成功を収めているとのことだ。

■数字で見るリテールビジネス

CASETiFYがリテールビジネスでも台頭してきたことを数字で表すと、2021年にAPAC18店舗の1平方フィートあたりの年間平均売上高は1,441ドルに達し、ファッション業界に匹敵する水準であることがわかるという。

APACでの店舗展開の成功を受け、2025年までに全世界で100店舗、その内20店舗はトップシェアを誇るアメリカでのオープンを計画。カリフォルニア州サンタクララに1号店をオープンし、今後他の地域にも出店を予定している。

アメリカ以外では、今後数ヶ月の間にシドニー、上海、台北、ソウルといった各国主要都市でも出店を計画し販路を拡大。

CASETiFY店舗

各CASETiFY STUDiOでのアンケートによると、新規ユーザーには高品質でバリエーション豊かな製品ラインナップの他、フューチャリスティックな店舗デザインや様々なコンテンツを流すLEDパネルが好評を得ており、今後もユーザーに満足いただける製品開発、事業展開を進めていくとのことだ。