ビーアイシーグループのメディカル事業部、ビーアイシーメディカルは、全血10μL(指先穿刺)採血で抗COVID-19ウイルス抗体IgMとIgGを10分間で目視判定するイムノクロマト免疫測定法キット「FASTRAK COVID-19 IgM/IgG迅速テスト」(研究用)を2022年11月15日に発売すると発表した。
測定する抗体の特異性は、最も重要な感染メカニズムであるウイルスのスパイクタンパク質のRBD部分をターゲットにすることで、免疫応答の状態を把握できるとしている。
日本のコロナワクチン接種率は、オミクロン株対応ワクチンを含め3回接種済み約65%、4回接種済み約30%となっているが、数度のブースター接種により獲得した免疫や感染歴による獲得免疫の状態は、経過時間、年齢、慢性疾患など種々の要因で個人差があると報告されているという。
ビーアイシーメディカルは、個人の免疫応答の状態において、コロナワクチン効果の重要指標「Anti-RBD IgG抗体」を測定することで、定期的に把握し適切なタイミングでブースター接種を行うことは非常に重要と考え、同キットの発売に至ったとのことだ。
■製品概要
製品名:FASTRAK COVID-19 IgM/IgG迅速テスト
カタログ番号:BIC-CD-01
測定原理:イムノクロマト法
使用目的:ヒト全血,血清,血漿中の新型コロナウイルスIgM抗体とIgG抗体の検出(研究用)
テスト数:10回
希望小売価格:¥15,000-(税抜き)
構成品:テストディバイスx10枚、緩衝液x1本(10回分)キャピラリーチューブx11本、使用説明書x1枚
有効期限:製造後24か月
保管温度:2~30℃
ビーアイシーメディカルは、「世界中の高品質な医療技術で、社会に貢献する」を理念に掲げ、世界の高品質な医療技術を届けるとし、独自のグローバルネットワークを通じた信頼できる製造元とのパートナーシップにより、ニーズを満たす医療用品や機器を提供しているとのことだ。