スマートショッピングは2018年12月5日、同社が提供する消耗品残量を⾃動計測する独⾃IoTデバイス「スマートマット」が、自動でAmazon.co.jpに消耗品を再注文する「Amazon Dash Replenishment」に対応開始したと発表した。

「スマートマット」は、重量センサを搭載した汎⽤性の⾼いIoT機器だ。A3とA4の2サイズで幅広い消耗品に対応し、電池+Wi-Fiで動作するため置き場所も選ばない。機器上に物を置くだけで、常に残量・残数を⾃動計測・管理ができる仕様となっている。

消耗品を置くだけでAmazon.co.jpで自動的に再注文

「Amazon Dash Replenishment」は、Amazon.co.jpに再注⽂を⾃動ですることが可能なサービスだ。ネットに接続されたIoTデバイスから、少なくなった消耗品を⾃動で再注文する。消耗品の注文では、Amazon.co.jpの品揃え、⽀払いシステム、配送システムやカスタマーサービスなどを活⽤できる。

今回「スマートマット」が「Amazon Dash Replenishment」に対応することで、ユーザーは「スマートマット」の上に消耗品を置くだけで、消耗品が減ったタイミングでAmazon.co.jpで自動的に再注文できる。人手をかけずに消耗品が切れる⼼配がなくなるという。

また、発注作業がなくなるだけでなく、残量を気にする必要もなくなる。対応する消耗品は、⽔、お茶、コーヒー、紅茶、炭酸飲料などのドリンク類に加え、掃除⽤品・消毒液・ウェットティッシュなどの⽇⽤品、約150商品。今後、対応商品は随時追加していくという。

スマートマットの3つのメリットとは

スマートマットのメリットは以下のとおり。

  1. 管理・人的コスト減

    在庫の残量・残数管理と発注を⾃動化するため、在庫管理・棚卸・発注業務にかける時間と労⼒の削減が可能。置くだけなので、設置⼯事なども不要で低価格で導入可能である。
  2. 発注ミスの撲滅

    重量センサが残量・残数を監視し、指定した残量・残個数に達すると⾃動で発注するため、発注漏れやミスを撲滅することが可能。
  3. 欠品防止による売上増加

    24時間365⽇、常に監視するので、⽋品による売上ロスを撲滅し、結果として売上増加を図ることが可能だ。
  4. 適正在庫の把握が可能に

    データ管理・分析を⾃動化するため、勘と経験に頼っていた在庫管理・発注業務から、より⾼度な在庫管理と在庫量の最適化が実現できる。

同製品を⽤いた在庫管理・⾃動発注ソリューションは2018年10⽉15⽇に開始しており、オフィス・飲⾷店・⼯場・倉庫・⼩売・病院などで、業務効率化・⽣産性改善のため活用されているという。

img:PRTIMES