楽天グループ(以下、楽天)は、運営するフリマアプリ「楽天ラクマ」において、10月より、商品出品時の設定価格の上限を200万円以内から1,000万円未満に引き上げることにしたと発表した。

なお、同改定に伴う出品価格の下限の変更はないとのことだ。

「楽天ラクマ」、出品上限価格の改定 上限を200万円以内から1,000万円未満に引き上げ

「楽天ラクマ」では、今年4月からリユース事業者などが出店可能な「ラクマ公式ショップ」の提供を開始している。高価格帯の宝飾時計やブランドバッグなどの商品の取り引き増加や、海外ユーザー向けの購入代行サービス(越境EC)を介した高額商品の取り引き活性化もあり、より高価な商品の出品を望む出品者から、出品上限価格の引き上げに関する要望があったという。

同改定により、従来までは「楽天ラクマ」における設定価格の上限が200万円以内であったが、1,000万円未満(9,999,999円)の商品まで出品可能となる。

今後、高価格帯の出品増加が見込まれ、ユーザーはより幅広い商品群から「楽天ラクマ」でのショッピングを楽しんでもらうことが可能に。なお、10月以降に、「ラクマのお知らせ」にて同改定の日時を公開するとしている。

「楽天ラクマ」は今後も、循環型社会への貢献を目的に二次流通や応援消費などによる「サーキュレーション市場」の創造と発展を目指すとともに、ユーザーに利便性や付加価値の高い機能を提供すべく、新たなプラットフォームの構築に努めていくとのことだ。

■概要

・改定日時: 2022年10月
 ※10月以降、正確な日時を「ラクマのお知らせ」で告知予定
・改定内容: 出品上限価格を以下の通り改定
  改定前)上限200万円以下(300円 ~ 2,000,000円)
  改定後)上限1,000万円未満(300円 ~ 9,999,999円)
  ※下限(300円)に関しては変更なし
・注意点:アプリバージョン8.8.0以上(iOS/Android共通)での利用となる。