メッセンジャーRNA(mRNA)治療薬とワクチンのパイオニアであるバイオテクノロジー企業のモデルナ(NASDAQ:MRNA)は、カナダ政府がオミクロン株に対応した追加接種用2価ワクチンについて、2023年に予定されていた150万回分の供給を2022年に前倒しすることに加えて、オプションを行使し450万回分を追加購入したことを発表した。

モデルナとカナダ政府は、モデルナのCOVID-19ワクチン(mRNA-1273)600万回分をオミクロン株に対応した2価ワクチンに変更することにも合意したとのことだ。

この合意は、カナダ保健省によるオミクロン株に対応した追加接種用2価ワクチンの承認を条件としており、2022年の供給が予定されているという。

モデルナの最高経営責任者ステファン・バンセル(Stéphane Bancel)氏は、以下の通り述べている。

「カナダ政府が、モデルナのmRNA技術と次世代のCOVID-19の2価ワクチンに対する信頼を示したことに感謝しています。このパンデミックを通して見られたように、カナダ政府は冬季に備えて国民をオミクロン株から守るため、引き続き重要な措置を講じています。」