KATEは、「ベースメイクに関する意識調査」を実施し、結果を公表した。
まず、自身のベースメイクについて満足しているかどうかについて尋ねたところ、56.2%が「満足していない」と回答。その中でも、満足できていない理由として、「自分の肌に合っているか分からない」が86.7%と最多に。
また、全体で約10人に9人が「もっと自身に合ったベースメイクアイテムがあると思う」と回答し、ベースメイクアイテムへの課題を感じているようだと同社は考察している。
ジェンダーレスコスメに対する印象として、「好意的である」と回答した人が最多の49.0%で、全体の約9割がジェンダーレスコスメについて「好印象」と回答したものの、ジェンダーレスコスメのベースメイクアイテムの使用経験は49.6%と全体の約半数にとどまったという。
その理由として、「自分に合っているか分からないから」が40.9%で最多となり、自分の肌に合っているベースメイクアイテムを選びたいということが分かったとのことだ。
カテゴリーを横断してベースメイクアイテムを複数使うことに対しては、「面倒だと思う」が41.2%、「やや面倒だと思う」が41.5%という結果になり、全体の約8割が面倒だと感じていることが明らかに。
それでも複数使いしている理由として、「理想のメイクに近づけるため」が58.6%で最多、ついで「すぐに崩れないようにするため」が51.8%という結果となった。
シーンに応じてベースメイクアイテムを「積極的に使い分けたい」と回答したのは44.1%と、半数以下にとどまった。その理由として、「ベストな組み合わせを考えるのに時間がないから」が66.7%で最多に。
また、ベースメイクアイテムをシーンで使い分けることに対して困ったことや面倒だと思うことのエピソードとして、「手軽さと仕上がりを両方叶えるアイテムがない」が78.8%が最多、次いで「複数アイテムを使用することで行程が増える」が78.4%、「時間がかかる」72.9%という結果となった。
ベースメイクアイテムについて、全体の91.8%が性別や年齢、カテゴリー、シーンなどを気にすることなく、自分の肌に合ったベースメイクアイテムを選びたいと回答。
また、男女別においてもそれぞれ9割以上が自分の肌に合ったベースメイクアイテムを選びたいと考えていると回答し、これらの調査で紐解いてきた性別問わず⾃分の肌に合ったものを選びたい「ジェンダーレス」、カテゴリーにとらわれず1本で手軽に⾃分の肌に合ったものを使いたい「カテゴリーレス」、⾃分の肌に合っていれば様々なシーンで使い回せるアイテムを選びたい「シーンレス」を踏まえ、同社はベースメイクにおいて様々な境界を取り除いた「ボーダーレス」という新しい考え方が求められていると考察している。
■調査概要
調査地域:全国
調査手法:インターネット調査
調査対象者:18歳~24歳 男女・どちらでもない/分からない
調査期間:2022年7月13日~14日
サンプル数:306人
条件:ベースメイクをしたことがある人/普段からメイクをしている人