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日本電気(以下、NEC)とカゴメは、カゴメが実施した「子どもの野菜に対する意識調査(2019年)」の結果とNECのAIを活用して、子どもの苦手な野菜と相性の良い食材の組み合わせを導き出し、伝説のプリン職人として有名な岐阜のお菓子屋「プルシック」の所浩史オーナーシェフの協力を得て、この食材の組み合わせを利用した「AI(愛)のプリン」(6種類)を開発したと発表した。
カゴメとNECは子どもの野菜嫌い克服と親子のコミュニケーション活性化を目指して、本日より専用ホームページにて「AI(愛)のプリン」(6種類)のレシピを無償公開。
また「AI(愛)のプリン」(6種類)は、9月1日よりプルシックのオンラインストアで、9月2日より店舗(プルシック岐阜)にて、順次販売するという。
なお、同取り組みはカゴメの野菜摂取推進活動「野菜をとろうキャンペーン」(※)の一環とのことだ。
カゴメが実施した「子どもの野菜に対する意識調査(2019年)」では、野菜が好きな子どもでも、そのうちの74%は嫌いな野菜があるという結果に。
そこで、同調査を参考に選定した21種類の野菜とNECが収集した50万以上のレシピ情報から、NECのAIにより相性の良い食材を導き出し、この組み合わせを老若男女問わず人気がある「プリン」に利用することで、苦手な野菜にもおいしく、楽しくチャレンジしてもらいたいと考えたという。
プリンの開発にあたっては、まずNEC独自のリンク予測AI技術を活用して、子どもが苦手な野菜と相性の良い食材の組み合わせを100通り導き出し、その後、特設サイトにおける一般投票により25種類を選出し、所浩史オーナーシェフがこの結果を参考にして、6種類のプリンを開発したとのことだ。
カゴメとNECは「AI(愛)のプリン」を通じて、家庭での食育や、食を通じたコミュニケーションを促し、子どもの野菜嫌い克服に貢献していくことを目指すとしている。
■「AI(愛)のプリン」について
1.プリン概要
「とうもろこしとヨーグルト」
とうもろこしのプリンに隠し味にマヨネーズを加え、その上にとうもろこしを添え、ヨーグルトソースで仕上げ。とうもろこしの甘みとヨーグルトの酸味が絶妙。
「トマトとクリームチーズ」
クリームチーズとマスカルポーネのプリンを焼き上げ、フレッシュトマトと塩味のジュレを混ぜて流し込んだという。塩味がトマトとチーズプリンとの相性を更に引き立てる。
「かぼちゃとレーズン」
ラム酒で香り付けしたレーズンとカラメルの上に、かぼちゃのプリンを流し込み焼成。シナモンの香りがかぼちゃの美味しさを引き立てる。
「にんじんと白ワイン」
オレンジで香り付けしたにんじんのプリンの上に、白ワインのジュレを流し込んだという。白ワインとバニラの香りがにんじんの美味しさを引き立てる。
「ほうれんそうとココナッツ」
ほうれんそうとココナッツのプリンの上に、ココナッツのブランマンジェを流し込んだという。ほうれんそうの味をココナッツの甘みがまろやかに。
「じゃがいもととうふ」
とうふと豆乳をブレンドし、プリンとして焼き上げ、その上に枝豆を添え、マッシュポテトをモンブラン風に絞ったとのことだ。ほのかなカレー風味が美味しさを更に引き立てる。
2.レシピ公開について
専用ホームページにて6種のプリンのレシピを無償公開。
https://jpn.nec.com/ai/ainopurin/
3.販売について
販売時期:
店舗での販売は毎週金・土・日曜日のみ。(第一弾は9月2日から販売)
オンライン販売は9月1日から受付開始し、初回発送は9月15日、それ以降は毎週木曜日に発送。
商品は各2,000個の販売で、完売次第販売終了となる。
販売方法や販売期間は状況により変更する場合がある。
価格:
各500円(税込)
販売店舗:
・プルシック岐阜
・プルシック オンラインストア(https://shop.plesic.com)
※ カゴメは 、野菜摂取の推進を目的として、2020年1月から「野菜をとろうキャンペーン」を展開。厚生労働省が推進する「健康日本21」では、1日当たり野菜350g以上の摂取が推奨されているが、平成22年~令和元年の「国民健康・栄養調査」(厚生労働省)では平均約60g不足しているという。同活動を通じて、カゴメは、従来の摂取方法にはとらわれない、前向きで楽しい野菜摂取方法を提案していくとしている。なお、NEC は同取り組みに賛同しているとのこと。