LINEは、同社が提供する個人・法人向けアカウントサービス「LINE公式アカウント」のオンライン予約やトークでの予約が可能なサービス「LINEで予約」において、新たにカラオケ館全215店舗との連携を開始したと発表した。
「LINEで予約」は、「LINE」上で簡単に店舗の予約ができるサービス。店舗が持つLINE公式アカウントのプロフィールやLINEが提供するサービス上の店舗情報ページから、オンラインでの即時予約やLINEのトークを通じた予約が可能で、ユーザーはアプリを切り替えることなく、LINEの中で予約を完結することができる。
2020年11月のサービス提供以降、ファーストパートナーであるぐるなびをはじめ、台帳サービスを提供しているイデア・レコード、エビソルなど連携パートナーを拡大してきたという。
また2022年2月からはヤフーが運営する「PayPayグルメ」とも連携を開始し、「PayPayグルメ」加盟飲食店のオンライン即時予約が可能に。
今回、「LINEで予約」は、新たにカラオケ館の全215店舗と連携を開始。カラオケ館では、これまで各店舗に電話での予約、または「PayPayグルメ」からの予約方法があったが、今回の連携によりカラオケ館各店舗のLINE公式アカウントからも予約ができ、LINEの中で予約を完結することが可能になるという。
全215店舗を保有するカラオケ館と、9,200万人のユーザー基盤を持つLINEとの連携を通じて、LINE上でスムーズに予約をすることができるシームレスなユーザー体験を提供するとしている。
■飲食店・レストラン業界のLINE公式アカウント数は前年比約125%増
店舗が持つLINE公式アカウントを通じて予約ができる店舗数は前年比約289%と大幅増化
さらに緊急事態宣言明けからの予約実績は約483%と急成長中
「LINE公式アカウント」は、現在、国内での認証済みアクティブアカウント数37万を超え、大規模企業のみならず、中小企業、飲食店などの店舗を含む幅広い業界・業種で顧客とのコミュニケーションツールとして活用されている。
飲食店・レストラン業界の割合は、全体の17%と最も多く、前年比約125%と増加しているとのことだ。
また、「LINEで予約」は、サービス開始から現在まで、ユーザー数が278万ユーザーを突破しており、LINE公式アカウントを通じて予約ができる店舗は、前年比約289%と大幅に増加。
さらに予約実績においては、緊急事態宣言明けの2021年10月末から2022年6月末時点を比較すると、約483%と急成長を遂げているとのことだ。
飲食店においては、コロナ禍において利用客と直接接触する機会が減り、デジタル接点強化の重要度が増していることで、非対面でも普段使っている「LINE」と同じようなコミュニケーションがとれること、ユーザーにおいては「LINE」の中でお店の情報をチェックした後に、そのままスムーズに予約をする、といったシームレスな体験が、それぞれサービス成長の後押しになっていると考えられるという。
「LINEで予約」は今後、順次連携パートナーを拡大し、サービスの充実化を進めていくとのことだ。
LINEでは、今後も企業との密接な連携と様々なサービスを通じて、企業とユーザーの双方にとって価値のある情報接点を提供し、コミュニケーションプラットフォームとして多様な活用の可能性を広げていくとしている。