Cradleは、企業のダイバーシティ&インクルージョンの推進を支援することを目的に、オンラインセミナーや女性のヘルスケアサポートなどを提供する法人向けサービス「Cradle(クレードル)」を、2022年4月1日より提供開始することを発表した。

同サービスの提供を通じて、D&Iに関する基礎知識や、女性特有の身体の悩みや不妊治療に関するリテラシーを高め、妊娠・出産を考慮したキャリアの選択肢を増やすことで、誰もが輝ける社会の実現を目指していくとのことだ。

Cradle(クレードル)

近年、経済産業省が戦略的に健康経営に取り組んでいる企業を選定し株式市場での評価につなげる「健康経営銘柄」がクローズアップされ、女性の健康支援がその評価項目に追加されている。

また、女性活躍推進企業認定制度の「なでしこ銘柄」や厚生労働省による子育てサポート企業認定制度の「くるみん認定」にも女性の不妊治療や健康支援に関する評価項目が追加され、企業のD&I推進は、国の政策として盛んになりつつあるという。

最近では、政府が「女性の更年期支援策」の検討を表明するなど、女性の健康課題へのアプローチはますます重要になっているとのことだ。

Cradleは、2021年期待のフェムテック企業として、経済産業省主導によるスタートアップ企業育成支援プログラム「J-Startup企業」に選出。

同事業を通じて、未来を担う多くの企業とその従業員のはたらく環境と機会を整えるためのサービスを提供することで、日本におけるD&I推進のリーディングカンパニーとなれるよう尽力していくとのことだ。

■「Cradle」サービス概要

「Cradle」導入企業の従業員は、専用サイトよりログインすることで、以下サービスが利用可能になるとしている。なお、サービスは従業員だけでなくその家族も利用可能とのことだ。

●D&Iオンラインセミナー
D&Iのキーパーソンや専門医などをゲストに迎え、企業でのダイバーシティの重要性、生理、妊娠・出産などの女性の健康課題やライフプランなどについて理解を深めていただくオンラインセミナーを毎月開催。セミナーはアーカイブされ、何度でも視聴可能。

当事者だけでなく、管理職や人事担当者もヘルスケアリテラシーを高めることで、従業員が自身のライフプランとキャリアを両立しやすい環境づくりをサポートしていくとのことだ。

●従業員のヘルスケアサポート
生理や妊活、妊娠・出産、男性不妊や更年期など、従業員が抱える健康課題の解決には早期の医療機関の受診が必要な場合が少なくない。Cradleは、日本全国の50施設以上の産婦人科・不妊治療・乳腺科などの医療機関と提携し、がん検診など自由診療における婦人科検診の特典提供など、適切なサポートにつなげていきます。

●アンバサダー制度
導入企業の従業員から希望者を募り、アンバサダーを募集。企業を横断したD&Iに関する勉強会を定期開催(任意参加)。D&Iに関する読書会、自社でのD&Iの取り組みや課題についての意見交換など、他社との交流を通してD&Iに関する知見を高めていけるプラットフォームを提供。

■Cradle導入企業一覧

Cradleは、2021年より同サービスのβ版をリリース。以下企業は、2022年4月より順次本格的にサービスの導入を予定しているという。約15万人以上の従業員とその家族にCradleのサービスを提供予定とのことだ。

Cradle導入企業一例