KOUは、対話のきっかけをつくり進行をガイドする、対話の場づくりツール「emochan(エモチャン)」を法人向けに提供開始したことを発表した。

emochanの監修については、対話による組織開発コンサルティングを専門とするMIMIGURIが担当。

emochan

「emochan」は、日々の対話のきっかけをつくり、進行をガイドする、対話の場づくりツールとし、シチュエーションに合わせて2種類の対話フォーマットから選ぶだけで、気軽に対話を始めることができるという。

さらに「emochan bot」が進行をガイド。属人的になりがちな対話の進行役を「emochan」に任せることで、誰でも一定のクオリティ以上の対話の場を再現可能にするとしている。

emochanを使用することで対話を始めるハードルが下がり、チーム内の対話が日常的になり、それぞれの状況認識や価値観の相互理解が進み、メンバー間の心理的安全性が高まることで、結果としてチームでのパフォーマンスが発揮しやすい状況をつくることができるとのことだ。

■「emochan」の特徴・機能

emochanは、日々の業務の中での導入負担を軽減するため、リモートでのオンライン環境・オフィスでのオフライン環境に関わらず、会議の冒頭や1on1といった既存の機会を活用できるように設計されているという。

チェックインツール「check」と、グループリフレクションツール「dive」という2種類の対話フォーマットを、シチュエーションに応じて使うことができるとしている。

チェックインツール「check」

オンライン会議冒頭の数分を使い、参加者それぞれが今感じていることや、自分の近況やコンディション、その会議に臨む所感などを共有することで、日々の会議を心地よく始められるようにするツール。

お互いのコンディションを知ることできたり、近況が聞けてその後の雑談のきっかけになったりと、参加者同士が関係性を育んでいく上での下地づくりに効果的だとしている。週に数回、1回あたり5〜10分ほどの利用を想定。

「check」イメージ

グループリフレクションツール「dive」

あるテーマについて、出来事・感情・思考・価値観の視点で振り返り、その内容をお互いにシェアしながら対話をするツール。

出来事に対する仲間の意味付けや解釈、価値観について共有し合うことで、お互いをより深く理解するきっかけをつくることができるという。また、ツールを使い続けることで、事実と解釈を分けて考える習慣が身につき、内省力を高める効果も期待できるとしている。

上司・部下の1on1や、マネージャー同士が集まる定例における、内省と対話の場づくりに活用でき、月に数回、1回あたり30〜60分ほどの利用を想定。

「dive」イメージ

KOUは、コロナ禍によって変化する職場環境において、顕在化したコミュニケーション課題を日々の対話によって解決し、「emochan」を通じて対話するチームを増やし、オンライン・オフラインを横断したワークプレイスの再構築を目指すとのことだ。