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Appleは、先進的な機能と魔法のような体験を耳にフィットする新しいデザインで提供する、空間オーディオを備えた第3世代のAirPodsを発表した。
AirPods(第3世代)の価格は23,800円(税込)で、米国および26以上の国と地域で、本日よりapple.com/jp/storeおよびApple Storeアプリケーションで予約注文を開始し、10月26日から販売開始を予定。
H1チップのパワーとAppleが設計した音響システムを組み合わせることで、新しいAirPodsはコンピュテーショナルオーディオを使って、アダプティブイコライゼーションによる画期的なサウンドを届けるという。
ユーザーは、Apple Music、映画、テレビ番組でドルビーアトモスに対応した空間オーディオを、ダイナミックヘッドトラッキングを利用して様々なAppleデバイスで楽しむことができる。
新しいAirPodsは耐汗耐水性能を備え、音楽や通話を簡単かつ直感的にコントロールするための感圧センサーを搭載。
長くなったバッテリー駆動時間により、最大6時間の再生時間が実現し、便利な充電ケースを使用すれば最大30時間の合計再生時間が実現するという。
Appleのワールドワイドマーケティング担当シニアバイスプレジデント、グレッグ・ジョズウィアックは述べています。
「AirPodsは、その画期的なデザイン、素晴らしいサウンド、魔法のような体験によって、ワイヤレスヘッドフォンを永遠に変えました。アダプティブイコライゼーションによる比類ないサウンド、ダイナミックヘッドトラッキングを備えた空間オーディオ、そしてAppleデバイス間でのシームレスな操作性を備え、世界で最も売れているヘッドフォンがさらに進化した次世代のAirPodsを紹介できることを大変嬉しく思います」
AirPods(第3世代)の詳細は以下。
まったく新しいデザイン
AirPodsの新しいデザインは軽量で耳にフィットし、ちょうどよい角度に心地よく収まり、音を耳の中にダイレクトに届けるという。より一層さりげない外観にするため、一世代前よりも軸部分が短くなり、メディアコントロールのためにAirPods Proと同じ直感的な感圧センサーを備えている。
新しいAirPodsは耐汗性能と耐水性能の両方を備え、ヘッドフォンとケースはいずれもIPX4等級に適合しているとのことだ。
画期的なオーディオ機能
AirPods(第3世代)は、特別に設計されたドライバとハイダイナミックレンジアンプの組み合わせによって生み出されるパワフルな低音域と明瞭で透き通った高音域をはじめとし、AirPodsの定評ある素晴らしい音質を受け継いでいる。
マイクロフォンは、風切音を低減して通話時に話し手の声が明瞭に伝わるように音響メッシュで覆われているという。
また、AirPodsはフルHDの音声品質を提供する優れた音声コーデックであるAAC-ELDにも対応しており、FaceTime通話時に明瞭で自然な会話が可能。
新しいAirPodsはコンピュテーショナルオーディオを使って、アダプティブイコライゼーションやダイナミックヘッドトラッキングを備えた空間オーディオなど、AirPods ProやAirPods Maxのユーザーから好評を得ている画期的な体験をさらに多くの人々に提供するとしている。
豊かな細部を伝える最善のリスニング体験のために、新しいAirPodsは、ユーザーの耳への密着度に合わせてリアルタイムで音を調節するアダプティブイコライゼーションを備えている。
内向きのマイクロフォンが音を拾い、コンピュテーショナルオーディオによって力を与えられたアダプティブイコライゼーションが低音域と中音域を調整して、密着度の変化によって失われた可能性のある音を補うという。
空間オーディオは、3次元のまるで映画館のような体験を生み出し、空間のあらゆる場所に音を仮想的に配置することができ、さらにドルビーアトモスによって、AirPodsはかつてないほど素晴らしいサウンドを実現するとのことだ。
ユーザーはこの多次元の体験をダイナミックヘッドトラッキングによって楽しむこともでき、音楽やビデオ、さらにはグループFaceTimeの通話でさえも、かつてないほどの臨場感を味わうことができるという。
先進的な空間オーディオのアルゴリズムを使用し、さらに指向性オーディオフィルタを適用して左右の耳に届く周波数を微調整することによって、新しいAirPodsはユーザーの周囲全体に音を配置することができます。
魔法のような体験
AirPodsを他のAppleデバイスと自動的にペアリングするワンタッチの設定で、ユーザーは一日中手軽に音楽を楽しむことができる。オーディオ共有を利用すれば、リスナーは、iPhone、iPad 、iPod touch、またはApple TVを使っている時に、2組のAirPods、AirPods Pro、またはAirPods Maxでオーディオストリームを共有することも可能であるという。
新しい肌検出センサーは、AirPodsが耳に装着されているのか、ポケットの中やテーブルの上にあるのかを正確に判別し、耳から外れている時は再生を一時停止。
音声を明瞭にするため、ビームフォーミングマイクロフォンが周囲のノイズを抑えてユーザーの声に焦点を合わせるとし、また、ユーザーはただ「Hey Siri」と言ってリクエストするだけで、ハンズフリーの便利さを体験できるとのことだ。
さらに長くなったバッテリー駆動時間
AirPods(第3世代)は前世代よりもバッテリー駆動時間が1時間長くなり、再生時間は最大6時間、通話時間は最大4時間。
わずか5分間の充電でバッテリーが約1時間持続し、またケースを使った4回のフル充電を加えると、合計で最大30時間の再生が可能になるという。また、AirPodsは便利なワイヤレス充電ができるMagSafeエコシステムに加わったという。
AirPodsとiOSおよびiPadOS
AirPodsは並外れた利便性と音質を提供し、さらにiOS 15とiPadOS 15によって、ユーザーは以下の機能も楽しむことができる。
空間オーディオとダイナミックヘッドトラッキングにより、グループFaceTime通話では、画面上の相手がいる方向から声がするように聞こえ、全員が同じ部屋にいるかのように感じられる。
「通知の読み上げ」により、メッセージ、リマインダー、カレンダー、通話、さらにAPIを採用している他社製アプリケーションからのアラートなど、重要な急を要する通知をSiriが読み上げ。
AirPodsは、世界中の数億台にのぼるiPhone、iPad、Macコンピュータからなる「探す」ネットワークの一員となり、「探す」アプリケーションの近接表示や紛失モード、手元から離れたときの通知やサウンドを利用可能。
Apple と環境
環境への負荷を軽減できるよう、AirPodsは、すべての磁石に100パーセント再生希土類元素を使用するなど、数多くの素材と特長を有している。ケースも、メインロジックボードのはんだ付けに100パーセント再生スズを使用し、ヒンジに100パーセント再生アルミニウムを使用。
また、AirPodsは、水銀、BFR 、PVC、ベリリウムなどの有害な可能性のある物質も使用しておらず、エネルギー効率に関しては、AirPodsは米国エネルギー省によるバッテリー充電システムの要件に準拠。
Appleの廃棄物ゼロプログラムにより、サプライヤーが埋め立て処理廃棄物をゼロにできるようにサポートしており、さらに、最終組み立てを担うすべてのサプライヤーの施設がApple製品の製造を再生可能エネルギーで100パーセントまかなうための移行を進めている。
Appleはカーボンニュートラルなグローバル企業であり、2030年までに製造サプライチェーンおよび製品ライフサイクル全体を含むすべての事業で、気候変動への影響をネットゼロにするよう取り組んでいるという。
これは、販売されるすべてのApple製デバイスで、部品製造、組み立て、輸送、ユーザーの利用、充電、そしてリサイクルや素材の回収まで、100パーセントカーボンニュートラルにすることを意味するとしている。