フリマアプリ「メルカリ」を運営するメルカリは、アサヒビールと「マーケットプレイス共創及びお客様満足追求に関する包括連携協定書」を9月24日に締結したと発表した。
同協定の締結により、メルカリのマーケットプレイス上でアサヒビールの商品が、より安心・安全に取引できる環境を構築するとともに、ユーザーへの正確な情報発信を通じてユーザー満足を追求するという。
商品の発売情報や商品情報などを事前に両社で共有し、需給バランスが著しく崩れ価格が急騰する可能性のある特定商品の出品について「メルカリ」アプリや公式ブログなどで注意喚起を行うことで、利用規約に違反する出品や意図せず急騰した価格での商品購入の抑止など、両社のユーザーの混乱を回避するとのことだ。
■同協定における両社の連携内容
<アサヒビール>
- メルカリに対する、特定商品の発売情報や商品情報、商品画像などの提供
- 自社Webサイト等での注意喚起の実施
<メルカリ>
- アサヒビールと協議の上、合意した特定商品の購入について、「メルカリ」公式ブログにおける注意喚起の実施
- アサヒビールと協議の上、合意した特定商品について、「メルカリ」の利用規約に違反する出品への削除対応の実施
- アサヒビールと協議の上、合意した特定商品に関する出品について、「メルカリ」アプリにおける同商品検索時に注意喚起を行うアラート機能の発動
メルカリは、同協定に基づき、アサヒビールとともに、ユーザーがより安心・安全に両社の商品・サービスを利用できる環境の構築に努めていくとしている。
なお、メルカリでは2021年1月、メルカリのマーケットプレイスに参加するすべての人の拠り所となる基本的な考え方をまとめた「マーケットプレイスの基本原則」を公開。
今後、メルカリは様々な企業との対話や連携を強化し、ユーザーに適切な情報を提供していくことで、誰もが安心して参加できるマーケットプレイスを目指していくとしている。