伊藤忠商事は、米国ファッションドールブランド「バービー(Barbie)」の日本市場における玩具以外のマスターライセンス権を取得したと発表した。

2021年春夏シーズンより国内での展開を開始するとのことだ。

世界最大級の玩具メーカー・米マテル社(Mattel, Inc.)が展開する「バービー」ブランドは、1959年のデビュー以来60年以上にわたり、常にファッションとポップカルチャーの要素を取り入れ、さまざまな次元から解釈した「美」と「ファッション」を紹介することで、ファッションドール領域から世界的なダイバーシティを表現し続けているという。

2020年には米調査会社NPDグループから「トップ・グローバル・トイ・プロパティ・オブ・ザ・イヤー」に選ばれ、「バービー」ブランドにおける商品の革新性、カルチャーとの関連性、デジタルへの理解や女性ロールモデルへの称賛などを通じた顧客エンゲージメントが評価されるなど、各方面から高い支持を得ている。

伊藤忠商事は、マーケットインの視点と総合商社としての幅広い知見やネットワークを最大限に活用し、「バービー」ブランドの生活消費関連分野全般への展開領域拡大に取り組んでいる。

世界的なファッションアイコンとしての「バービー」の世界観を強く訴求し、アパレル・ファッション雑貨を中心とするファッション感度の高い層に向けた商品の拡充に加え、異なる業種との協業などを通じた新商品の開発や新規販路の開拓など、あらゆる可能性を追求していくとのことだ。

また、イベントやプロモーションにおける新しい顧客体験の提供にも積極的に取り組むことで、「バービー」ブランドの更なる価値の向上を目指すとしている。