メルカリは、2021年3月11日より、東日本大震災の被災地である岩手県陸前高田市・岩手県山田町・福島県川俣町を「メルカリ寄付」機能の寄付先へ追加すると発表した。

なお、寄付金は復興支援や災害支援をはじめとする自治体活動に役立てられるという。

近年、個人の寄付推計総額は7年間で約1.4倍に増加し、地域・社会課題解決に向けた寄付へのニーズが高まっているという。

メルカリでは、「メルカリ寄付」機能の開始以来寄付先を自治体や慈善団体へ拡大することで、ユーザーの売上金を通じた社会への支援を行ってきた。

2021年は、東日本大震災より10年という節目であり、政府の定める「復興・創生期間」が3月末に終了するなど、公的支援をはじめとする援助が段階的に減少することが見込まれている。

一方で、被災地が抱える課題は依然として多く、継続した復興支援が求められていることから、メルカリは被災地である3自治体を寄付先へ追加することを決定。

ユーザーの売上金が役立てられる選択肢を広げることで、新しい社会貢献の形となることを目指しているとのことだ。

なおメルカリは、今後も被災自治体とともにメルカリならではの復興に向けた取り組みを推進していくとしている。

具体的には、被災地におけるコミュニティ維持・形成を目的とした「メルカリ教室」の実施、地域児童の学びを支える教育プログラムの開催、そして被災地へのインタビュー記事や、上記の取り組みの実施結果に関する情報などをオウンドメディア「merpoli(メルポリ)」にて継続的に発信していく予定であるとのことだ。

「メルカリ寄付」について

1. 概要
「メルカリ寄付」は、売上金等からチャージされたメルペイ残高を、希望する自治体等団体に寄付できる機能。

2. サービス利用方法
a. ホーム画面「カテゴリー」タブ内上部の「もっと見る」をタップし、「メルカリ寄付」をタップ。
b. 「寄付先一覧ページ」より支援したい寄付先を選択。
c. 寄付金額を入力し、寄付が完了。

メルカリは、今後もフリマアプリ「メルカリ」を通じ、社会に貢献する取り組みに尽力していくとのことだ。