出前サービス「出前館」は、配達機能を持たない飲食店の代わりに「出前館」が配達を担う「シェアリングデリバリー®」を2021年1月に和歌山県、福井県、富山県、群馬県にて初展開すると発表した。

2017年から本格始動した、配達代行サービス「シェアリングデリバリー®」は、配達機能を持たない飲食店でも、「出前館」が用意する配達代行機能をシェア利用することで、出前が可能になるサービス。

年末年始より新型コロナウイルス感染者数が著しく増加し、2021年1月8日から2月7日までの期間、1都3県に緊急事態宣言が発出。

緊急事態措置の実施区域である東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県においては、発令後1週間の「出前館」でのオーダー数は昨年対比で約2倍の伸びがみられ、デリバリー需要が高まっていることがわかるという。

休業や営業時間の短縮を余儀なくされている飲食店も多く、売上確保のために新たにデリバリーを開始する店も増え、「出前館」への出店依頼も増加している。

このような業況から「出前館」では、飲食店がデリバリーを始めやすい環境を整えるべく、地方への展開を早急に進めているとのことだ。

1月21日には和歌山県、福井県、富山県、群馬県の初展開地域を含んだ1都1道2府32県に配達代行サービス「シェアリングデリバリー®」を開始予定としている。

順次、拠点の拡大を図っており、2023年には全都道府県への展開を目指すとのことだ。