日本航空(以下、JAL)とルーフィは、2020年12月1日より、国内主要7空港と全国の陸路をつなぐ、空陸一貫の新配送サービスの提供を共同で開始すると発表した。

新配送サービスは、ルーフィが運営するビジネス便に特化した配送のマッチングシステム「ハコブリッジ」の一機能「ハコJET」として提供する。

これまで航空貨物輸送を利用する場合、空輸の手配と空港間以外の陸輸を自身で別々に手配する必要があった。

同サービスの導入により、JALが有する国内線ネットワークとルーフィの荷主をつなぐ空陸一貫物流を実現し、遠距離でも「時間を指定できる“国内初”の3温度帯の当日配送マッチングサービス」という新たな価値を両社にて創造、提供する。

「ハコJET」は、「ハコブリッジ」にて法人会員登録後、ご要望の輸送区間や要件を入力いただくと、空輸を活用した方が早く配送できる場合、あるいは価格優位性がある場合は航空便の選択などを行うことで、両社のシステム連携により概算の見積もりを事前にサイト上で取得できます。お客さまは、陸輸のみ、もしくは空輸を組合せた空陸一貫双方の配送条件をご確認の上、輸送モードを選択いただけます。
この両社連携の空陸一貫配送サービスにより、輸送手配の手間を省くことだけではなく、冷凍や冷蔵も含めた商材を最速当日中に配送することを実現し、販路の拡大などによる地域活性化にも貢献していくとしている。

また両社は将来的に相互送客を行い、空陸一貫配送サービス事業を拡大することを目的として業務提携を締結した。

今後JALとルーフィは、業務提携により、本サービス対象空港の拡大を目指し連携を強化すると共に、国内物流の維持、発展に貢献するとのことだ。