NTTアドバンステクノロジ(以下、NTT-AT)とアライズイノベーションは、AI機能付OCR「AIRead®」のクラウド型サービス「AIRead on Cloud」とRPAツール「WinActor®」の連携により、業務効率化と生産性向上を実現するAI×ロボティクスソリューションのグローバル展開に取り組んでいるという。
同ソリューションは、AIRead on CloudとWinActorを連携させ、業務効率化と生産性向上を実現するソリューション。
AIReadとWinActorが連携し、これまで人が行っていた船積書類の内容確認と計算、ERPへの入力業務を自動化するという。
船積書類にはInvoice、Packing List、船荷証券など非定型でさまざまな種類の書類がある。これらを1つのPDFファイルで一括読取を行ったとしても、AIRead on Cloudがページごとに帳票を仕分け(自動判別)し、非定型の帳票から適切なデータのみを抽出することができるとのことだ。
今般、ファーストユーザーとして紙・包装資材の卸売を手掛けるOVOL Singapore Pte. Ltd.への導入が決定し、10月に本格運用を開始予定としている。
OVOLシンガポールでは、同ソリューションの導入により、デジタルトランスフォーメーション(以下、DX)による業務プロセス改革の一環として、これまで手作業で行っていた船積書類からERPへのデータ入力業務の自動化による稼働時間やコストの削減が大いに期待されているとのことだ。
今後、NTT-ATとアライズイノベーションは、NTT-ATシンガポール支店と連携して同ソリューションの本格運用に向けた準備を進めるとともに、WinActorの拡張機能チャットサービスである「WinActor Brain NaRuKami®」を利用して、グローバル展開にも積極的に取り組み、海外における企業の高度なDX推進支援していくとのことだ。