エリエールブランドを展開する大王製紙は、大人用紙おむつブランド「アテント」の発売40周年記念を期して、介護と社会をとりまく環境の変化に対する想いを宣言し、この想いを介護従事者や当事者だけではなく、全世代の人々に「自分ごと」として捉えてもらうために、『#常識をはきかえよう』をテーマにブランドキャンペーンを実施している。
今回、「第1回 常識をはきかえよう調査」として、大人用おむつについての意識調査を実施。60歳以上の46.0%が「大人用おむつは恥ずかしい」と思っていることが判明したという。
そこで、ブランドキャンペーン第2弾として、よりポジティブな気持ちでアテントを利用できるよう、9月18日12時より巣鴨萬盛堂薬局にて、大人用おむつに対してポジティブになれるオリジナルエコバッグのポジ袋および「アテント 下着爽快プラス超うす型パンツ」を来店者対象に抽選で30名に進呈するとのことだ。
同施策は、7月よりレジ袋が有料化されたことに伴いエコバッグの需要が高まっている社会的背景を踏まえ、また、敬老の日(9月21日)に向けた施策であるとしている。
なお、無くなり次第終了であるとのことだ。
また現在、タレントの草彅剛さんが真っすぐにメッセージを伝える13篇のTVCMを放映中。Twitterでは「#常識をはきかえよう」のハッシュタグとともに多くの反響が寄せられているという。
具体的には、「紙おむつに抵抗があった母がCMを見て変わった。アテントのパンツなら履けるかも」、「おむつと言うと恥ずかしく思ってしまうけど、紙パンツなら高齢の母に勧められる」、「このCMで、大人用おむつに抵抗がなくなって活動の幅が広がり、笑顔が増えるといい」など、多くのポジティブな意見が寄せられているとのことだ。
同社は、60歳以上を「親世代」、30~59歳の人を「子ども世代」として、「大人用おむつの着用を恥ずかしいと思うか」のアンケート調査を実施。
親世代では46.0%と半数近い人が「恥ずかしい」と感じていることがわかったという。
親世代が大人用おむつを「恥ずかしい」と感じる場面は、1位「店頭で購入するとき」(27.0%)が最も多く、4位「購入したものを持ち帰るとき」(13.5%)と合わせると40.5%と、4割の人が店頭購入時とその帰り道がネックになっていることがわかった。
また、2位・3位・5位は、それぞれ友人・知人、近所の人、親戚に「着用していることを知られたとき」となり、人の目が気になり、恥ずかしいと感じている様子が浮き彫りになった。
一方で、子ども世代は8割以上が「親が大人用おむつを着用することは恥ずかしくない」と回答。
大人用おむつの非着用者は「恥ずかしいと思わない」人がほとんどであることがわかったが、当事者は周囲の目を気にして「恥ずかしい」と感じる人が多い現状が明らかとなった。
今回、大人用おむつを「店頭で購入し、持ち帰るのを見られるのが恥ずかしい」、「着用していることを人に知られるのが恥ずかしい」と感じている当事者が多い現状を「アテント」は真摯に受け止め、もっとポジティブな気持ちでアテントを持ち帰り、着用していただけるための方法を考えたという。