凸版印刷は、社員とその子どもが参加する、臨床美術のノウハウを活用したワークショップ「夏休み親子アートサロン」を2010年から毎年実施している。
11回目となる今回は、新型コロナウイルス感染拡大を受け、すべてオンラインで8月2日に実施したとのことだ。
夏休み親子アートサロンは、親子で1つのアート作品を完成させる過程で、コミュニケーションを促進させると同時に「感性」を刺激し、ストレス発散や発想力の向上を図るワークショップ。
従来は全国の各事業所内に会場を設置し、集合型で毎年開催してきたが、今夏は全てオンライン形式でワークショップを実施し、地域を超えて、社員とその家族40組が参加したとのことだ。
同社は、「企業は人なり」の考えのもと、多様な人財がその能力を最大限に発揮するためのダイバーシティ&インクルージョンを推進。会社の競争力の源泉でもある「働きがい」のある職場づくりを目指しているという。
そして、その実現には従業員の多様な生活背景も見据えた施策が不可欠であると考え、全社で仕事と育児の両立支援をはじめとする各種制度の拡充や、ダイバーシティ&インクルージョンに向けた意識醸成などの取り組みを強化している。
夏休み親子アートサロンは、こうした取り組みの一環として、グループ会社の芸術造形研究所と共同で、臨床美術のノウハウを基に実施。
また、社員の心の健康づくりを目的に2009年より社内で定期的にアートサロンを開催し、これまでに全国で約1,000人以上が参加しているとのことだ。