博報堂の新規事業開発組織「ミライの事業室」は5月13日、生活者が主役のスマートシティを実現するための活動「Smart Citizen Vision(スマートシチズンビジョン)」を開始したと発表した。
今回発足したSmart Citizen Visionは、さまざまなステークホルダーとともに、生活者が主役のスマートシティの実現を目指していく活動だ。
パートナー企業、行政、アカデミア、生活者と協力しながら、リサーチ活動や実証実験プロジェクトなどを行っていくとともに、博報堂の強みであるクリエイティビティと多様なネットワークを活かして、都市に関わる新たな産業モデルの開発を推進するという。
また、博報堂ブランド・イノベーションデザインと連携し、個別企業への事業開発支援も提供していくとのことだ。
今回の活動におけるプロジェクトの第一弾として、東京大学先端科学技術研究センター(東大先端研)共創まちづくり研究室の小泉秀樹教授、吉村有司特任准教授との共同研究「生活者共創プラットフォームプロジェクト」を発足。
欧州が先行する、生活者がまちづくりに主体的に参加するためのデジタルプラットフォームなどを参考にしながら、日本特有の行政機関、民間企業のあり方に沿った生活者参加型プラットフォームモデルを構築するとしている。