Adobeは米国時間5月5日、ServiceNowの年次ユーザーカンファレンス「Knowledge 2020 Digital Experience」にて、両社のパートナーシップによるデータ連携をグローバルで開始すると発表した。

これは、Adobe Experience Platformと、ServiceNowのCustomer Service Management製品のデータを接続することで、シームレスなつながりを維持できる顧客体験の提供を実現するソリューションだ。

このデータ連携は、Adobe Experience PlatformとServiceNowをシームレスにつなぐワークフローを実現し、顧客データでアドビが提供するリアルタイムの顧客プロファイル機能を強化する。

また、あらゆるタッチポイントで、よりパーソナライズされた顧客体験の提供につなげる。さらに、ServiceNowとAdobe Experience Managerの連携により、ブランドは強化されたカスタマーサービス機能を提供できるようになったとのことだ。

例えば、マーケティング部門とカスタマーサービス部門をつなげるシームレスなデータワークフローを確立することで、顧客からの苦情や問い合わせが入ったときに、その顧客が購入した製品やサービスから直近のインタラクションに至るまで、顧客とブランドとのエンゲージメントの全容を確認できるようになるという。

また、「評価(カスタマーサポート)」と「購入(マーケティング)」、それぞれのタッチポイントにおいて収集しているデータを集約することで、企業がチーム横断の作業を合理化し、最終的にはAdobe Experience Platform上に詳細かつリアルタイムの顧客プロファイルを構築できるようするとのことだ。

さらに、顧客それぞれのカスタマージャーニーのステージに沿ってカスタマイズされた、関連性の高いWeb顧客体験とコンテンツを提供できるとしている。