東京ガスと岡谷鋼機、苫小牧パワーストレージ(以下、苫小牧PS)は、北海道苫小牧市において系統用蓄電所「苫小牧パワーストレージステーション」を建設すると発表した。商業運転開始は2028年以降を予定しているとのことだ。
同設備は、一般社団法人環境共創イニシアチブが公募する「令和6年度系統用蓄電池・水電解装置導入支援事業」の採択を受け、苫小牧PSが開発を進めるという。
岡谷鋼機は苫小牧PSに建設用地を賃貸し、東京ガスは日本卸電力取引所や需給調整市場での市場取引を実施するとのことだ。
また、東京ガス100%出資子会社である東京ガスエンジニアリングソリューションズが、オーナーズエンジニアとして施工管理を担うほか、電気主任技術者の派遣を行うという。

東京ガスと岡谷鋼機は、同設備の建設・運用を通じて、再生可能エネルギーの導入量が多く調整力のニーズが高い北海道エリアにおいて、電力系統の安定化や再生可能エネルギー普及の拡大に貢献していくとしている。
■設備概要
名称:苫小牧パワーストレージステーション
設置場所:北海道苫小牧市
蓄電池出力/蓄電池容量:2.5万キロワット/7.5万kWh
開発:苫小牧PS
運用:東京ガス
建設用地賃貸:岡谷鋼機
工事開始:2025年12月
商業運転開始:2028年以降(予定)
