Wizleapは、お金のリアルを調査する「お金のリアル総研」を始動し、第1回調査として、「いい夫婦の日」に合わせ、20代〜60代の男女500名を対象に夫婦のお金に関する調査を実施し、結果を公表した。

1.【世帯年収と理想年収】理想と現実に差、20代男性で際立つ世帯年収ギャップ

実際世帯年収の最多は「400〜600万円」、理想は「600〜800万円」と乖離し、20代男性は1500万円、女性は1000万円を望む声が目立った。

世帯年収と理想年収

2.【結婚前の貯金額】結婚前の貯金、20代は控えめ・30代男性は1,000万円超・50代は二極化

結婚前の貯金額は、20代は少額中心、30代以降は高額層が増え、特に男性は年齢とともに「貯められない層」と「1,000万円以上層」に二極化。

結婚前の貯金額

3.【配偶者の年収把握】配偶者の年収約76%が把握!残る2割強は“知らない”夫婦

配偶者の年収を把握しているのは76%にとどまり、収入を共有していない家庭も少なくない結果となりった。

配偶者の年収把握

4.【夫婦のへそくりの実態】3人に1人以上がパートナーの知らないへそくりを保有。へそくり保有者の3割以上が100万円超えの高額へそくり

配偶者に把握されていない「へそくり」を持っている人は全体の約4割。

夫婦のへそくりの実態

また、保有者の31.6%が100万円以上は全体の2割にのぼった。

夫婦のへそくりの実態(男女別)

5.【お金の使い方に関する希望】夫婦で使いたいお金の使い道の多くは旅行。

生活費以外に「自分がお金を使いたいジャンル」について尋ねたところ、男性は「金融資産への投資」が34.4%でトップとなり、ついで「旅行・体験」が33.2%となり、投資意識が高い結果に。

女性については、「旅行・体験」が40.8%と最多で、ついで「食」が38.4%となりました。一方で、「金融資産への投資」については、22.0%とあまり高くない結果となった。

お金の使い方に関する希望

全体でみると、「旅行・体験」が37%と最多で、「食」が33.0%で2位、「金融資産への投資」が28.2%で3位となった。自分に使いたいジャンルとしては、男性の「金融資産への投資」意識が、全体を押し上げる形となり、相手に使ってほしいジャンルとは異なる結果となっている。

お金の使い方に関する希望(全体)

6.【預金と管理方法】口座は二極化、お小遣いは“決まらぬ女性”と“1〜3万円男性”

「いざという時にすぐ使える預金」については、男女ともに「500万円以上」と回答した人が多く、堅実な備えを持つ傾向が見られた。

預金と管理方法

また、共働き世帯の口座管理方法をみると、「完全に別々に管理している」が24.2%、「全部妻または夫に任せている(お小遣い制)」も24.2%と、二極化が明らかに。さらに「家計用の共通口座を作っている」とした人は20.0%で、家庭によってお金の管理スタイルが大きく分かれていることが分かる。

共働き世帯の口座管理方法

一方で、1カ月に自由に使えるお金については、男女で傾向が異なり、男性は「10,000〜30,000円未満」が最も多く36%を占め、「30,000〜50,000円未満」(18%)や「50,000〜100,000円未満」(10%)と、比較的まとまった金額を自由に使える人が目立つ。

対して女性は「特に決まっていない」と回答した人が20%と最多で、次いで「10,000〜30,000円未満」(18%)や「5,000〜10,000円未満」(16%)が多く、男性に比べて自由に使える金額が低い、あるいは不定という傾向が見られた。

1カ月に自由に使えるお金

7.【夫婦生活におけるお金の不安】全体の6割が不安があると回答

夫婦生活におけるお金の不安については、全体の6割が「不安がある」と回答。年収を把握していても、へそくりを保有していても、生活に対する根本的な不安は解消されていない現状が明らかに。

夫婦生活におけるお金の不安

8.【不満と価値観のズレ】女性は不満多め、男性は極端さに違和感

配偶者のお金の使い方に不満がある人は約4割で、女性は不満を抱える割合が高く、男性は「節約しすぎ」「散財しすぎ」といった極端さに違和感を持つ傾向が見られました。

不満と価値観のズレ

<参考>
Wizleap『夫婦のお金のリアルに関する調査