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医療法人社団鉄結会は、働く男性を対象に「冬のオフィスにおける汗・ニオイ」に関する実態調査を実施し、その結果を公表した。
■働く男性の78.3%が「冬のオフィスで汗じみ・ニオイを気にした」経験あり
11月〜2月の冬場において、スーツやジャケットの下で汗じみやニオイを気にしたことがあるかを聞いたところ、「よくある」が32.7%、「時々ある」が45.6%で、合わせて78.3%が「冬場の汗じみ・ニオイを気にした」経験があることが分かった。
特に、30〜40代の働き盛り世代では「よくある」が38.4%と高く、ビジネスシーンでの身だしなみへの意識の高さがうかがえる。

■冬場に汗・ニオイが気になる場面は「暖房の効いたオフィス」が最多で81.2%
冬場に汗やニオイが気になる場面として最も多かったのは「暖房の効いたオフィス・会議室」で81.2%だった。次いで「電車やビルなど暖房の効いた場所への移動時」が68.9%、「厚手のスーツ・ジャケット・コート着用時」が64.3%という結果に。
冬特有の「暖房」「厚着」「室内外の温度差」が、汗・ニオイ悩みの主な原因となっていることが明らかになった。

■最も気になる部位は「脇」で76.9%、次いで「顔・額」「背中」
汗じみ・ニオイが気になる部位については、「脇」が76.9%と最も多く、次いで「顔・額」が62.4%、「背中」が54.7%という結果に。
「脇」は衣類への汗じみが目立ちやすく、「顔・額」は他者から見えやすい部位であるため、特に気にする男性が多いことが分かった。

■実際に行っている汗・ニオイ対策は「制汗剤・デオドラント」が最多
冬場の汗・ニオイ対策として最も多かったのは「制汗剤・デオドラントスプレー使用」で72.6%。次いで「こまめに汗を拭く」が58.3%、「下着・インナーの工夫」が46.7%という結果に。
一方で、医療的なアプローチについては認知度が低く、セルフケアに留まっている実態が浮き彫りになった。

■多汗症治療・ボトックス注射など「医療的な汗対策」への関心は43.6%
冬場の汗・ニオイ悩みに対して、美容皮膚科や形成外科での医療的な治療(ボトックス注射、多汗症治療など)に関心があるか聞いたところ、「非常に関心がある」が12.8%、「やや関心がある」が30.8%と、43.6%の男性が医療的なアプローチに関心を示した。
特に30〜40代では関心が高く、「根本的に解決したい」「市販品では限界を感じている」という声が多く寄せられた。

【調査概要】
調査対象:全国の20〜60代の働く男性300名(週5日以上オフィス勤務または外回りのある人)
調査期間:2025年10月1日〜10月10日
調査方法:インターネット調査
調査実施:医療法人社団鉄結会(自社調査)
