MeGoは、しもきた商店街振興組合および世田谷区と連携し、「公共ゴミ箱の設置によるポイ捨て削減の社会実験」を下北沢エリアにて実施したと発表した。

MeGo、世田谷区・下北沢で「公共ゴミ箱の設置によるポイ捨て削減の社会実験」を実施


同実験では、同商店街内の主要スポット4箇所にゴミ箱を設置し、ゴミ回収やデータ分析を地域の市民ボランティアとともに行うことで、清掃活動を社会実験に変えるという新たな形のまちづくりを試みたとしている。

同実験期間中は、同社が運営するゴミ拾いアプリ「MeGo」アプリを通じて市民ボランティアを募集。

清掃・回収の時間帯ごとにポイントを付与し、「Amazonギフト券」等と交換できる仕組みを導入し、短時間でも参加可能な設計とすることで、学生や社会人など幅広い層が参加したという。

その結果、ゴミ箱設置エリア周辺のポイ捨て量が一時的に減少する傾向が確認されたほか、回収データからは、ゴミ箱の設置場所によって利用率に差があることも判明したとのことだ。

ポイ捨てゴミの詳細

同社は今後、同実証のデータを、ゴミ箱の最適設置箇所・回収頻度の最適化、同商店街や世田谷区内他地域への展開、行政と市民が協働で維持する「地域運用型ゴミ箱モデル」の検討に活用していく予定としている。

■実験概要

名称:下北沢・公共ゴミ箱設置の社会実験
実施期間:2025年10月10日〜10月26日
実施場所:下北沢駅周辺(北口・南口エリア計4箇所)
内容
・1箇所あたり3個のゴミ箱を設置(計12個)
・参加者による回収・運搬(徒歩圏内)
・回収量やゴミの種類を分析し、設置効果を可視化
清掃・回収のインセンティブ付与例:
・10〜11時:12,000pt
・17~18時:8,000pt
・20〜21時:10,000pt
・1日最大30,000pt(=30,000円相当)