Wolt Japanは、デリバリー商品価格を店舗での販売価格と同一にする取り組み「デリバリーなのに店頭価格」を、北海道苫小牧エリアで開始した。物価高騰の影響を受ける消費者の家計負担を軽減し、誰もがより手軽にデリバリーを利用できる環境の構築を目指すとしている。

Wolt、苫小牧エリアで「デリバリーなのに店頭価格」を開始

同取り組みでは、Woltに加盟する苫小牧市内の店舗のうち70店以上が参加しており、対象店舗の商品はWoltのアプリやウェブサイト上で「店頭価格」と明記される。商品価格は実店舗のイートイン価格またはテイクアウト価格と同一となるが、配達料やサービス料は別途必要となるとのことだ。

Woltによれば、国内では通常、デリバリーサービスにおける商品価格が店舗販売価格より高く設定されているが、これは店舗側がデリバリーにかかるコストを上乗せする日本特有の商慣習が背景にあるという。一方で、海外の多くの国では店頭価格とデリバリー価格が同一であるのが一般的とされている。

同取り組みの対象となる店舗には、横濱家系ラーメン前田家(明野新町)、お食事処八っちゃん(東開町)、クレープパーラージュエル(明野新町)、ヒマラヤダイニング(北栄町)、アジアンダイニングGocoo(拓勇東町)などが含まれている。