デシセンスは、同社が運営する不動産情報サービス「Room Match(ルームマッチ)」において、分譲マンション居住者を対象としたアンケート調査を実施し、結果を公表した。

同調査は、2025年1月および4月の住宅ローン金利引き上げや近年のマンション管理費・修繕積立金の値上げ動向が売却意向に与える影響を探ることを目的に行実施。

その結果、直近半年間でマンション売却への関心が高まった人が3割以上にのぼり、現在の管理費・修繕積立金に「負担」を感じる人も過半数(54%)に達することが明らかとなった。

分譲マンション居住者を対象としたアンケート調査を実施

■調査結果ハイライト(n=65)

【住宅ローン金利上昇の認知度】
2025年1月・4月の金利引き上げについて、「詳しく知っている」は32%、「なんとなく知っている」は54%で、計86%が金利上昇を認識。

【直近半年で売却関心が増加】
2025年4月以降の半年間で「売却への関心が高まった」が29%、「売却を真剣に検討し始めた」が8%で、計37%が売却意向を強めている。

【管理費・修繕積立金の負担感】
管理費・修繕積立金の負担感については、「かなり負担」20%+「やや負担」34%=54%が負担感を訴える結果に。

【2025年秋~年内の売却計画】
秋~年内の売却計画については、「この秋(9~11月)に売却の相談・査定を受ける予定」21.5%、「年内には動きたい」16.9%で、約4割が年内に何らかの売却アクションを予定していることが判明。

【売却への”焦り度”】
売却への焦り度合は、「今売らないと損する」と強く感じるが7.7%、やや感じるが24.6%で、計33%が焦りを感じていることが判明。一方で「あまり感じない」28%、「全く感じない」6%で、売り時判断は二極化している。

【売却検討の主な理由】
売却検討の主な理由は、最多が「ライフスタイルの変化」32%。次いで「老後資金の確保」18%、「今が価格のピークだと思う」15%、「管理費・修繕積立金の値上げ」14%、「金利上昇で住宅ローンの負担増」9%と続く。

【知りたい情報ニーズ】
情報ニーズは「売却のベストタイミング」が35%で最多。次いで「自分のマンションの最新相場」23%、「今後の価格予測」17%、「信頼できる不動産会社情報」12%、「同じマンション内の売却事例」11%の順となった。

調査結果詳細

<参考>
デシセンス『分譲マンション居住者を対象としたアンケート調査