ヌーラボは、週1回以上デスクワークを行う20~50代の1,000人を対象に「リモートワークにおけるコミュニケーションの課題」に関する調査を実施し、結果を公表した。

■リモートワークの弊害──伝わらない、声をかけられない、会議が形骸化する
●リモート頻度が高いほど深刻化する「伝わらない」問題
20~50代の週1回以上PCデスクワークがある1,000人を対象に行った同調査では、勤務の頻度が高い層ほど、コミュニケーションの課題を強く感じる傾向があることが判明。
特に「ほぼ毎日」リモートワークを行う人では、上位3項目がすべてコミュニケーションに関する課題となっている結果に。

また、取引先などチーム外とのやりとりにおいても課題感が顕著です。週1日程度リモート勤務をする人のうち、「とても課題を感じる(17.7%)」「やや課題を感じている(41.9%)」と回答した割合は計59.6%に上り、全体平均の42.0%を上回りました。
意思疎通や関係構築に支障をきたしている実態が明らかになりました。

●部下への声かけ・指摘が難しく、上司の悩みが増大
リモート環境では、一人ひとりの性格や仕事のスタイルに合わせた対応が難しくなるが、特に「一方通行になりやすい」「ネガティブな情報を伝えにくい」といった理由から、部下との十分なコミュニケーションが取れず悩む上司が増えていることが明らかに。

●形式化する会議、失われるチームの一体感
会議のオンライン化が進む中、チーム内の議論が形式的になり、特定のメンバーのみが発言するケースも見られるようになった結果、多くの会議が成果につながらない「形骸化」した場となり、チームの一体感や生産性を低下させる要因となっていることがうかがえた。

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<参考>
株式会社ヌーラボ調べ『リモートワークにおけるコミュニケーションの課題』