Googleは、Google検索における「AIモード」を日本語で提供開始すると発表した。

Gemini 2.5のカスタム版を活用した同機能により、ユーザーは複雑かつ多面的な質問に対して、検索バーから瞬時に包括的なAI-generated回答と関連ウェブリンクを受け取ることが可能になるという。
提供対象は、PCおよびモバイルのブラウザ、AndroidとiOSのGoogleアプリで、検索結果画面に表示される「AIモード」タブから利用可能。
また、日本語に加え、インドネシア語、韓国語、ヒンディー語、ポルトガル語(ブラジル)で順次展開されるとのことだ。
AIモードは、複雑な質問をサブトピックに分解して同時検索する「クエリファンアウト」技術を基盤とし、ユーザーの高度な探究ニーズに応える設計となっているという。
例えば、旅行プランの詳細な作成や現地の祭り情報まで、深掘りした回答を単一のクエリで得ることが可能だとしている。

さらに、AIモードはテキスト・音声・画像といったマルチモーダル入力に対応。音声での質問、写真の撮影や画像アップロードによる問い合わせ(例:「これは何?ベジタリアン向けはどれ?」)など、より自然で直感的な対話型検索体験を提供するという。

信頼性の確保にも配慮し、回答に疑わしい部分がある場合は従来のウェブ検索結果に切り替えることも可能で、Googleの品質・ランキングシステムに基づき、AIと事実性のバランスが重視されているとのことだ。