三谷産業は、2026年4月入社予定の国立高等専門学校(国立高専)卒業者を対象に、初任給の引き上げを実施すると発表した。
今回の改定では、高専本科卒の初任給を従来の20万円から23万5,000円へと3万5,000円増額。高専専攻科卒も、2024年時点の23万円から1万5,000円引き上げられ、24万5,000円に設定された。いずれも大学卒初任給を上回る水準となる。

同社ではこれまで、実践的な技術力と専門知識を備えた高専卒人材を評価し、技術系職種を中心に積極的な採用を行ってきた。今回の処遇改善により、今後はさらに高専生の採用を強化していく方針だという。
加えて今後は、全国の高専を訪問する採用活動や、高専卒社員に対するキャリア支援制度の拡充も行い、中長期的に専門性を活かして活躍できる体制の整備を進めるとのことだ。