テスホールディングスは、連結子会社であるテス・エンジニアリングが、同グループが保有・運営する再生可能エネルギー発電所9件について、国際的な再エネ属性証書「I-REC」に設備登録を完了したと発表した。
I-RECは、発電設備・発電量・発電日時などの属性情報が第三者機関により認証される国際標準の証書で、GHGプロトコルやRE100など主要な国際報告枠組みにおいて高い信頼性を持つとされている。また、証書は唯一性と追跡性が担保されており、再エネ属性の国際的な証明手段として需要が高まっているという。
同社グループは、7月末時点で日本国内に登録されているI-REC設備数の約4割に相当する9件の発電所を登録済みであるとしており、これまでにSCSKが運営する取引プラットフォーム「EneTrack」を活用し、累計約3,000MWh相当のI-RECを発行したとのことだ。
同社は、今後再エネ電源を活用してI-RECの発行実績をさらに積み重ね、企業の脱炭素化への取り組みを支援するとしている。