茨城県境町は、米粉などの加工製品の研究・開発・生産を目的とした施設「(仮称)さかいのコメ高付加価値化促進拠点施設」の建設に着手すると発表した。

地場産米を活用した新たな需要の創出を通じて、農業従事者の所得向上や地域経済の活性化を図るとしている。
境町では、利根川流域の自然環境と歴史・文化に育まれた農畜産物を活かし、官民一体で地域活性化に取り組んできたという。同施設は、町内で生産されるコメを原料とし、主食用にとどまらず、米粉などの加工用米の需要拡大を促す拠点となる見込みとしている。
さらに、施設整備により、農業従事者の所得向上をはじめ、コメ農家における後継者不足や耕作放棄地の増加といった課題への対応も期待しているとのことだ。
■施設概要
名称:
(仮称)さかいのコメ高付加価値化促進拠点施設
建設地:
茨城県境町大字蛇池1354番地1ほか
敷地面積:
約3,126平方メートル(約945坪)
構造等:
・鉄骨造平屋建/約991平方メートル(約300坪)
研究開発生産棟・製品保管庫・冷凍・冷蔵室、配送室等
・鉄骨造2階建/約119平方メートル(約36坪)
管理室・原料倉庫、商品直販ブース・事務室、研修室、トイレ等