KDDIとローソンは、KDDI本社の社員専用フロアに、「ローソン S KDDI高輪本社店」を開店したと発表した。オフィス環境に特化した「Real×Tech LAWSON」の実験店舗として運営を開始したという。

同店は、店内にレジが存在しない実証店舗で、店舗と連携した専用アプリ「オフィスローソンアプリ」を中心に、オフィスワーカーのデータを活用しながら、一人ひとりのニーズに最適化した購買体験を提供するとのことだ。

また「オフィスローソンアプリ」には、レジに並ぶことなく決済が完了するスマホレジを導入。アプリ上で一人ひとりの購買履歴などをもとに、パーソナライズされた商品のレコメンドなどを行うという。
さらに、配送ロボットがエレベーターなどの設備と自動連携し、店舗の商品をオフィスの執務室内まで配達したり、フロア内を回遊販売したりすることで、オフィスから移動せずに商品を購入できるとのことだ。

両社は、同店での取り組みを通して、オフィス環境に特化したコンビニエンスストアの構築を目指すという。今後、KDDI社員の声をもとに使いやすさや利便性を追求し、最先端技術の活用を進めるとともに、他企業のオフィスなどへの展開も目指すとしている。