Synergy Careerは、26卒と27卒の就活生を対象に、AI診断ツールに関するアンケート調査を実施し、結果を公表した。

AI診断ツールに関するアンケート調査

■利用したことがあるAI診断ツール

就活生が利用したAI診断ツールの中で、ChatGPTの利用率が過半数(51.0%)に達しており、AI活用の一般化・浸透が進んでいることがうかがえる結果に。

ChatGPTは就活専用の診断ツールではないにもかかわらず、自己分析などに幅広く応用されていると同社は推測。また、就活AI byジェイック(8.5%)やAI就活サポたくん(8.5%)など、就活に特化したAIツールの存在感も徐々に出てきているのが特徴となっている。

利用したことがあるAI診断ツール

■AI診断ツールについてのイメージ

AI診断ツールについてのイメージは、「ポジティブ」もしくは「少しポジティブ」と答えた学生は全体の54.0%にのぼり、「少しネガティブ」「ネガティブ」と答えた学生はわずか16.0%。

AIの浸透が目に見える結果となっている。

AI診断ツールについてのイメージ

■AI診断ツールに対するポジティブなイメージ

AI診断ツールに対するポジティブなイメージを聞いたところ、「自己PRやエントリーシート作成のヒントになる」(39.0%)が最多に。

次いで「効率的である」(31.0%)「自己分析が苦手でも使いやすい」(28.0%)と続き、就活に対する不安や苦手意識をサポートしてくれる存在としてAIツールが評価されていることが判明。

AI診断ツールに対するポジティブなイメージ

■AI診断ツールに対するネガティブなイメージ

ネガティブなイメージで最も多かったのは、「自分の言葉や考えが希薄になる」(32.5%)。自己表現が重要視される就活において、「AIを使うことで個性が薄れるのではないか」と感じる学生が一定数存在することがわかる。

AI診断ツールに対するネガティブなイメージ

■AI診断ツールを人に紹介したい人の割合

AI診断ツールを人に紹介したい人の割合としては、「どちらでもない」(47.7%)とする回答が最も多く、「紹介したい」・「紹介したくない」で意見が割れました。AI活用が進む一方、まだ確信を持てないという空気感があることが分かります。

AI診断ツールを人に紹介したい人の割合

<参考>
Synergy Career『AI診断ツールに関するアンケート調査